コンデジをどう持ち運ぶか?

で、悩むことはありませんでしょうか?
まぁ悩むほどの事ではないですが、ベストな方法というのを考え始めると結構迷うと思います。

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一番ポピュラーなのは、こういうリストストラップでしょうか? 
私もこれまで、特に考える事もなく、コンデジは付属のリストストラップで統一していました。 特におしゃれなものを買ったりもしません。手の平や指に巻きつけることで、ホールド性にも貢献します。

両吊りストラップの利点と難点


ただ、よくよく考えると、システムカメラのように集中的に撮るのではなく、 気まぐれに撮ったり、撮らなかったりの繰り返しになりやすいコンデジこそ、 両吊りのネックストラップの方が使いやすいのでは?と思ったりもします。

使わないときは、ぶら下げておくだけですし、小さい故に邪魔にもなりません。

速射性、携行性の両方で、両吊りストラップが一番優れているのではないかと思います。

リストストラップは身軽ですが、
常にカメラを持っているか、ケース、バッグにしまうかのどちらかになります。 しまってしまうと、ちょっとしたモチーフでわざわざ出すのが面倒で、結局使わなかったりになりがちですので、お散歩スナップ等では、右手に持ったまま歩くことになると思います。 これが結構、煩わしいと最近感じていました。撮らない時は両手が空いてるのがいいです。

ただ、両吊りストラップは、収納性が致命的で、
ケースやバッグへの収納上、かなりの邪魔になります。 また、襷掛けにしないと、お腹の上でカメラが暴れるので、襷掛け状態で撮れるよう、結構長めにする必要があり、収納性は更に悪くなります。

なので、ボディに両吊ストラップを固定するという使い方は、コンデジに限らず、私的には、ありえません。

ピークデザインのアンカーシステム

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そこで、今回のRX100M3からは、両吊りストラップでの運用も考え、 当初から、ピークデザインアンカーシステムにしてみました。 これだと、ストラップを一本化できるだけでなく、 リストストラップなどに切り替えるのもワンタッチで、とても効率がいいです。
アンカーシステムそのものについては、また、別の機会に。。

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これが、リストストラップを付けた場合。


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これが、両吊りストラップの場合です。
このストラップは、ピークデザイン製品ではありません。コネクタパーツだけバラ売りしてるので、手持ちのストラップを、そのままアンカーシステムに導入する事も出来ます。

既に他のカメラのストラップ系統は、このシステムに統一していますが、 RX100も同等に扱おうと思っていたのです。

RX100の通し穴はとても細いですが、Version2のアンカーであれば、上の写真のように、ギリギリ穴を通ります。 ただ、このVersion2は、リコール扱いになったため、もう作っていないと思います。

1万何千分の1位の確率で、特定の機種で使用中に切れたという報告があったそうです。 私の使用では、無論何の問題も起きていませんが、現行型は、以前と同じ太い紐に戻っています。

とりあえず、こうしておくのが、どのようにも使え、無難であると考えました。

が、それって実際の使い方にそぐわない


しかしながらこの状態、システムカメラとして使うには便利ですが、 コンデジとしての気軽な持ち出しには、とても大袈裟というか、むしろ不便に感じます。

RX100の当面の使い方としては、一眼のサブカメラではなく、 撮影目的ではない移動(通勤など)の時に、思いついたり、見つけたりしたモチーフを、気軽に収める。 という使い方をしたいわけです。そういう中には、一眼では撮れないもの、撮らないものも出てきます。 そこがコンデジの面白い所ですね。高画質カメラとして大事に使うのではなく、コンデジとして、徹底的に使いたいわけです。

・・そういう状況で、取り出すたびに、カチャとハメる、しまう時にまたカチャと外す・・ やってられません。

必須装備ゴリラポッド マイクロ


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更には欠かせないのが、ゴリラポッドマイクロです。
このミニ三脚は、何も本体の撮影用にハメ込んでいるわけではなく、

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手持ち撮影においては、このように脚を全てまとめて、

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このように左手で持つと、小さなRXのボディのホールド性が俄然良くなります。

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あるいは、こう持っても中々の安定感があります。

私は、初代には最初から付けていた、アタッチメントグリップをM3には付けてません。 こうして左手ホールドで使うと、特に必要ではないと思ったからです。

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ケースなどに仕舞うときはこのように折ればよいです。

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動画用にこのように持つ事も可能。

本来の三脚としての使用機会は、この高さでは殆ど出てこないと思いますが。

バッテリー蓋を塞ぎますし、金属なので重さもあります。 RXのコンパクトさをスポイルして本末転倒ではないか?と殆どの人が感じると思いますが、 撮影自体はこれがあった方が断然やりやすく、収納上邪魔になる事もないので、使っています。

いずれにせよ、この2つが重なると、全然カジュアル感がなくなりますね。


ストラップはあくまで保険・・一番細いので充分か?


そもそもストラップは、 落下防止上のために、どこかに繋がってさえいればよく、なるべく控えめなものがいいけど、 ただの紐ストラップに戻すのもどうもなー、
と、再び考え、出た答えが・・

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リングストラップです。 
これ自体は、製品としてのリングストラップではありません。


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このようなカメラケースに付属のパーツから、輪っかを外して流用してるだけですが、 このケースでRX100を持ち歩く事を考えるうちに思いつきました。

この、犬のようにケースに繋いでる状態も、落下防止になり悪くはないのですが、チェーン?が結構短いので、ケースを腰に固定すると、カメラをアイレベルまで持ってこれず、実用になりません。

今までは、カメラのストラップとしては軟弱過ぎると思い、 リングストラップなど検討した事もありませんが、ハメてみると意外に使えそうなのです。
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このように、輪っかを薬指に通して、紐を小指に回し、

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そのままホールドすると、かなり安定感があり、 必需品と思っていたアタッチメントグリップも不要で、むしろ邪魔と思えます。 せっかくの金属ボディに、あんなゴムを接着しなくても、そのままのシンプルさで、実用的に使えますね。

この輪っかは、ついつい中指に通したくなりますが、するとボディと輪っかが、必ず干渉します。 薬指に入れると、その中指が、ガードになってくれるのです。

当面はこれでいいかなと思いますが、製品としてのリングストラップを探してみると、
カメラ用品メーカーのシリコン製のものが安くて一般的なようですが、敢えて買おうとも思わないような質感ですね。 また、100均には意外と見当たらないです。

おしゃれなものだと、ULYSSES(ユリシーズ)というメーカーの、木製リングストラップが、RXでも人気のようです。 カメラのストラップ製品を多く扱うメーカーなので、信頼性もありそうです。
結構いい値段なので、今は、RX単体のために手を出そうとは思っていませんが、見た目はピカイチですね。

調べてると、他にもレザーのおしゃれなものなど色々出てきますが、リングストラップ自体、スマホ用途のものが圧倒的で、コンデジで使うとなると、耐久性が気になりますし、紐が短いものが多いです。

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当面は、このような状態で、 ケースに入れて、カラビナなどでどこかにくくりつけ、 リングストラップでの運用を暫く試してみて、また考えようと思います。つまり、そこまで実際にRXを使うかどうか?まずはそこが重要なポイントです。