MK3、実は安定した人気機種


今からMK3ですか?・・
という話ですね。


世間では、MK6が買いだの、
凄いだの言われています。


一方、初代が好きだ! という人も、
未だに多いのではないでしょうか?

私は、初代が特別好きというより、
RX=コンデジ自体に、それ以上のコストをかける関心を持ってなく、
ずっと初代のままでいた・・に、過ぎません。

確かにコンデジとしては、これまで無かった画質ですが、
後継機種の価格は、APSC機に手が届くレベルです。
中古なら、フルサイズだって買えます。


MK3のスペックについても、
初代を買った4年前から、
もちろん知っていました。


当時は凄く贅沢に見えた装備ですが、

現在ではむしろ、
RXのベーシックとしての位置付けで、

安定した人気のある機種のようです。

MK4以降のハイスペックは、
このカメラに不要・・
と、考える人も多いのですね。


ただ、なんせコンデジとしては、
高価過ぎます。

そのお金、αのレンズに回した方が、
ずっといい。



前回、現金化からミイラ化の過程
について、
記事にしていますが、
これもまた、ミイラパターンです。

つまり、RX100MK3を、
転売目的で購入しました。


メーカー保証が、
今年9月まである美品を、

4万円程で仕入れました。

まぁこれなら、保証を武器に、
マイナスは出ないだろうと。


Lr8-20190401-_DSC0550-A6000
このボディに、この詰め込みぶり。
やっぱり、
ソニーを代表する力作ではないでしょうか。 

で、軽く確認してみるわけですが、
描写が予想以上に、
初代と違う印象を受けました。

いい悪いの問題ではなく、
スッキリとして、初代より扱いやすそうな印象でした。

また、
持った感じが、初代よりずっしりと重く、
厚みもあり、

更なる脱コンデジ感
を、訴求してきます。

しかも、コンディションは、
スレ一つ無い綺麗さ!


何だか、
このままオクへ流すのが惜しくなり、
これが本来のRX100の姿ではないか?
と思うようになり、


とりあえず、
初代とどれだけ違うのか?
比べてみたくなりました。


初代が勝る点4つ


結論から言うと、
初代の方が勝ると思う点が、
4つありました。


・発色が自然で、パンチのあるデフォルト画質。
・28mm時のF値
・バッテリーの持ちが5倍くらい良い
・軽さと薄さ



最初の画質について、
低感度での典型と思われるケースの、
JPEG撮って出しです。
Lr8-20190321-_DSC4546-RX100-2
RX100初代
Lr8-20190321-DSC00057-10buy
RX100MK3

条件が同じになるよう、

各広角端の開放です。

露出は同じ設定。
WBは特性が出るよう、オート。
クリエイティブスタイル等JPEGパラメータは初期値。
DRO(暗部持ち上げ機能)はオート。

・・DROを切ると、初代では、シャドウを潰してしまうので、
クリエイティブスタイルなどで調整する必要があります。
そうなると、比較条件として複雑になってしまうため、
双方、オートとしました。

撮って出しで、これだけ違います。

MK3は、実際スッキリと、
色合いも見易く、
Canonみたいな絵になっていますが、
「裏面の日中画質は眠い」と言われる、
フラットな画質になっていますね。 

初代は、しっかりとコントラスティブです。
これが、SONYの絵です。
このギラギラ感が苦手な人もいると思いますし、
MK3の方が万人向けだと思いますが、

どちらが高画質か?
と言われれば、
実際のコントラストに近い再現をする方だと思います。
 MK3は、DROを切って、丁度いいレベルかもしれません。

このJPEG出力だけ見て、MK3にがっかり・・
なんてのは、早計ですが、
このカメラは、JPEGで使う人も多いと思います。 

コンデジに、RAW2000万画素は重すぎですし、
RAWで撮っても、ダメな部分はダメです。


いずれにせよ、RAWレベルでは、
コントラスト等、そんなに変わりません。
デフォルト画質・・
と表現しているのは、そういう意図です。


で、同じ画像のRAW撮って出しです。
Lr8-20190321-_DSC4546-RX100
RX100初代
Lr8-20190321-DSC00057-10buy-2
RX100MK3

RAWで見ると、コントラストは僅差で、
それ以上に色合いが違います。

初代の方が自然色寄りでマゼンタ強め、

MK3は寒色、記憶色寄りです。 
寒色の方が、
見た目の光沢感は落ちます。

WBのケルビン値自体は、
データ上、100程度しか違いません。
カラーバランスが異なるようです。

この傾向は全般に見られます。


・自然な発色
RAWデフォルトでの色合いの違いを、
別の例でお見せします。

Lr8-20190321-_DSC4532-RX100
Lr8-20190321-DSC00043-10buy
風景等では結構重要な、
空の発色ですが、
好みは別として、
リアルなのは、初代の方です。


MK3の水色は、
まるでコンデジの空です。
さすがに、JPEGではもっと自然な色に寄せてきますが、
MK3のRAWでは、青の発色に癖があるようです。

調整前提のRAWなので、
撮って出しの画質はあまり問題ではない。。
とは言え、毎回めんどくさいですね。

更に、初代の方が、
空や雲の階調が出ているように見えるのは、
理由があります。

これについては、後述します。


次のF値は、
意外と落とし穴なのですが、 


MK3がF1.8を使えるのは、24ミリ時のみで、

25ミリでF2、
27ミリでF2.2、
28ミリでF2.5となります。 

つまり、28ミリという画角にこだわるならば、

初代の方が、より明るいF値で使えます。 

また、画角を28ミリで合わせて、
同じ露出にした場合は、
初代の方が半段絞れてる事になります。

35ミリでは、双方F2.8となります。

つまり、
MK3の明るさがアドバンテージとなるのは、
初代のF値が、F3.2に落ちる、
45ミリ辺りから70ミリまで
という、短い区間のみです。

このカメラのメイン画角は、
やっぱり広角域ではないですか?



次のバッテリーですが、
MK3は、かなり減り方が早くなっており、
みるみる減っていくレベル・・
予備バッテリーの携行は必須です。

初代に関しては、
同じように使って、
数日は余裕で持ちます。

予備バッテリー自体、
持っていませんでした。

どこでそんなに違いが出るのか不可解です。


次のディメンジョンは、
MK3の方が、分厚く、重くなっています。

従来のコンデジに比べると、

初代でも重量感がありますが、
MK3に比べたら、
かなりスッキリとスマートな印象です。


私的には、MK3位の方が、
カメラとしてしっくり来ます。


また、よく言われる、
初代の方が、「望遠側が長い」点については、
F値や画質と相殺されると考えますので、
特に初代のアドバンテージとはしておりません。


Lr8-20190322-DSC00128-RX100_3
MK3 70mF2.8でのボケ

先に、初代の勝る点を挙げたのは、
他は全て、MK3が勝ると思うからです。

初代が劣るというのではなく、
MK3が、凄く良くなってるのです。


さすがに、RXを2台持っていても無意味なので、
初代は、MK3のミイラ代補填のために、放出しました。

4年も所有していたコンデジは
RX100が初めてでしたが、
使用頻度もかなり落ちていたので、
リフレッシュには良いタイミングだったかもしれません。


Mark3で追加・改善された細かいスペック


EVFだの、チルト液晶だのといった、
既知の便利装備をレビューしても、
それこそ・・今更なので、

使ってわかった、 撮影に関連する、
細かい改善機能を挙げます。 


MK3で良くなった点は、
他にも、もっとあるという話です。


実際、ミイラ化してしまった一番の原因は、
下記のような細かい改善による、
圧倒的な使い勝手の良さがあったからです。

初代な人は、 これだけでも、MK3が欲しくなるかも?

・ステップズーム
(コントロールリング使用時)

・焦点距離表示
(ズームレバー使用時)

・Mモードで、ISOオート可能

★フレキシブルスポット枠のサイズ指定

フレキシブルスポットAF+ロックオンAF機能

・マルチAFで、ワイドとゾーンの選択可

・NDフィルター
(3段落ちるので、ND8です

・ファンクションメニューの登録数追加
(7項目から、12項目へ増えました

Cボタンへの機能割り当て

MFアシストが実用レベルに精度向上

Movieボタンからの録画で、録画中の露出調整可能

フラッシュ手動制御
(ポップアップしなければ、フラッシュ発光しない。)

・コントロールリングの反応改善



結構、たくさん良くなってますよね。
★は、私が特に嬉しいと思った改善点です。

特に、MFアシストの改善は、キラースペックです。

高級コンデジなどにある、MF拡大アシストは、
実際、どこがピントの山なのか判らず、
実用にはならないものばかりでした。
DSC-R1、LX3、RX初代、共どもです。

これが、まともなアシストになったのですから、
コンデジとしては画期的です。
Lr7-LRM_20190409_041122
初めて実用になるMFを搭載した、
コンデジではないでしょうか?

フラッシュの仕様について、
どういう事かと言うと、

初代では、フラッシュのモードに準じて、
カメラ側で自動ポップアップ&発光する仕様です。
(発光禁止以外の全モード)
つまり、常にフラッシュのモードを気にしていないと、
予期せぬ動きをしてしまいます。

これが、MK3では、
モードが何であれ、
手動で実際にフラッシュを起こさない限り、
発光しません。
つまり、常時強制発光にしておき、
使いたい時だけ、手で起こせばいいのです。

更に、人差し指でのバウンスが、
やり易くなってます。

この充実ぶりを目の当たりにすると、
さすがに所有欲を擽られ、
もう一度RXを見直し、
カメラとして、使い切ってみたくなりますね。
・・PENTAX Qに近づいたという感じかな。

結局、RXに何を求めるかなのですが、

それが、
シンプルなコンデジであれば、 
MK3は、オーバースペックだと思います。
それなら、初代の方が適任です。

私はもう少し、カメラライクな万能性が、
このシリーズの魅力と考えるので、
機能満載なMK3に惹かれます。 


Lr7-LRM_20190409_041500
EVFをスマホで覗いてみました。
コンデジにこんなものを載せたのは、やはり凄いですね。
しかも、充分実用になります。

ただ、コンデジでなく、カメラとしては、
外部フラッシュを使えないのは難点ですね。
この時点で、iPhoneに負けてます。

仮にも新品は、10万クラスのカメラです。
ホットシュー経由でなくても、

トランスミッター内蔵とか、
PlayMemoriesのアプリとか、
発光制御できる方法を考えて欲しいですね。



ここでは、
具体的な追加機能を挙げていますが、
更に、基本機能の性能改善があります。

実写で特に感じたのは、

AF、レンズ性能、高感度です。

これらについては、次回、
実写編として、挙げたいと思います。

初代のアドバンテージだけで、
画像を6枚も使ってしまったので、
この記事は、一旦ここまでとします。