Mac上のHDDのように使える、iCloud Drive 


iCloud、前回のiCloud PhotosとMy Photo Streamに続き、
3番目は、iCloud Driveです。

画像に限らず、どんなデータでも保存可能で、
HDDのように使えるのが特徴の、バーチャル・ストレージです。
Macでの使用がメインになると思います。

10.10でこれが登場し、
iCloudも、Dropboxなどのように使える、ストレージになりました。 


・Macで編集したワード文書を、
iPhoneを持って行って、コンビニで印刷。 

・プレゼン用の写真を、Lightroomで出力し、 
そのままiPadで参照。 

なんて用途には、大変便利です。
Photosと違って、HDD上のフォルダとして扱えるため、
何事もダイレクトです。 

同じ事は、GoogleでもDropboxでも可能ですが。 
アプリを意識しなくて済むのは、システム機能の強みですね。 
実際、使ってみて非常に便利と感じます。 

留意点としては、
iCloud Drive内のデータは、クラウドにアップロードもされますが、
同時にMacのストレージ上にも存在します。 

その意味では、通常の同期ストレージと同じです。 
・・ここを削除すれば、クラウドからも削除されます。

クラウドを、Macのドライブであるかのように見せる事で、 
超使いやすいように思わせますが、 
実際、Macのストレージを使っているのですから。
(だから、バーチャル・ストレージと言ってます)

なので、バックアップの為に100GBのデータを放り込むと、
同様に、Macの領域を100GB使う事になります。

それも、起動ドライブのLibraryフォルダ内です。
ホームフォルダ>Library>Mobile Documents

Macの起動ドライブを小さく使いたい場合は、
向いてないと思います。 

ただ、全データをMacに置かないような、
Optimize機能が付いています。 
ここが、単なる同期ストレージと違うところです。 

iCloud Drive設定のOptionメニュー内では、
Optimize有効が、デフォルトになっています。

 
Lr7-Screen Shot 2019-02-10 at 9.02.08

この、Optimize Mac Strageを外したら、
iCloud Driveの全データ = Mac上のデータとなります。 

ただ、外さなくても、

Macの容量に余裕があれば、全データをMacにも展開し、
余裕が無くなってきたら、旧いデータから、Macからは削除していく。


と書かれていますね。

その、”余裕”の根拠はどこにあるのでしょう?
私がとても気になるのは、ここです。

Optimize有効時、iCloud Drive上のデータは、

・クラウドにのみあるもの(雲のマーク付)、
・Mac上に、ローカルに残っているもの(雲なし)、 

と、状態が分かれています。
 
Lr7-Screen Shot 2019-02-11 at 2.14.52
iCloud Drive全般に言える事ですが、
数字が・・?です。

私は、50GB所有で、5GB以上は確実使っているのに、
47.51GB Availableは、どう考えても、おかしいです。

そこは、Macの残り容量と、
データの使用頻度や使用日時、データ量などで、
iCloudが判断してるのだと思います。

主要ストレージで、こんなインテリジェントな動きをするのは、
iCloudだけですね。

ここは、ユーザーでコントロールは出来ないので、 
このあたりの融通や調整をどう感じるかが、
使いやすいとかどうかの別れ目ではないでしょうか?


実際に、iCloud Driveの動きを追ってみます。


Lr7-Screen Shot 2019-02-11 at 3.19.36
一画面にまとめてしまいましたが、

現在、iMacの起動ドライブ残りが、22.4GB(左上)
iCloud DriveのMac上の使用量が、436.5MB(右下)です。
ここに、662MB程のデータ(左下)をフォルダごとコピーしてみます。

iCloud Driveの全使用量(クラウド上)は、iOSの管理画面で見れます。

Lr7-IMG_0806

707.6MBです。 

つまり、250MB近くは、Optimizeされてるという事ですね。

Lr7-Screen Shot 2019-02-11 at 3.19.52

コピー開始後、直ぐにiCloud Drive使用量が、500MB台に上昇します。

Lr7-Screen Shot 2019-02-11 at 3.20.23
コピー完了時、iCloud Drive使用量は、832MBになりました。
これに応じて、起動ドライブの残りも、21.7MBに変わっています。

が、その直後に、iCloud Drive使用量はが、
下降し始めます。
Lr7-Screen Shot 2019-02-11 at 3.20.30

最終的に、430.4MBにまで下がりました。。これ、凄いと思いました!
どうやら私の環境では、使用量を440MB程度に留めようとしてるようです。

どのようにして、瞬時に400MB近くを処理したのでしょうか?
もしかして、削除済みデータの完全削除とかでしょうか?

いずれにせよ、左上のFinderを見ると、
Macの残り容量は、
21.7MBから変わっていません(笑)

たぶん、Finderの方が正しいと思います。
上述のように、iCloud Driveの動きはインテリジェントですが、
数値表記は、不可解な事が多いです。


Lr7-IMG_0807
iOS側では、iCloud Driveの使用量が、1.3GBになりました。
これは、辻褄が合っています。

こんな感じで、
クラウドを使用すれば、ローカル領域もそれなりに消費します。
基本的には、
iCloud Driveの使用量=Mac内の使用量
と、考えるべきではないでしょうか? 

iCloud Photosとは切り離されている、iCloud Drive


iCloud Driveは、当然、画像の保存にも使えるわけです。
今度は、iOS側からの使用を見てみます。

iCloud Photosは、同期には便利な反面、

・今年の撮影分のみカメラロールに残し、他はクラウドにバックアップしたい。

のような用途には使えません。

ならば、全データの保存先を、iCloud Driveにすれば、
カメラロールの方は、今年の撮影分のみ残して軽くする。
という事が可能です。
iCloud PhotosとiCloud Driveは、連動するわけでは無いからです。

確かに、カメラロールはそれで軽くなります・・が、

実際に、iOSのカメラロールから、 
写真を、iCloud Driveへ保存した場合を見てみます。


Lr7-IMG_0794
試しに、特定のアルバム内の21枚を全て保存してみます。
トータル23MBほどです。 

Lr7-IMG_0795
シェアメニューより、Save to Filesを選び、
Lr7-IMG_0796
iCloud Driveを選択します。

Lr7-IMG_0799
コピー後、iCloud Driveを見ると、
処理元のiPad mini4では、ローカルにも残っています。
雲マークが付いていません。 


Lr7-IMG_0808
ローカルに存在しないデータは、
このように雲マークが付いています。

Lr7-IMG_0809
そこで、Filesの使用量を見ると、2.8MB
これは、おかしいですね。
コピーした内容だけでも、23MBです。

ストレージではなくて、メモリに常駐させてるのか?
と思って、メモリリセットしてみましたが、変わりません。

考えられるのは、
カメラロールに元々存在しているもの、
つまりiPadのストレージに既にあるものだから、
実データに関しては、何も弄らず、
iCloud Driveに、参照インデックスが追加されただけ・・
みたいな事かもしれません。


Lr7-IMG_0811
という事で、カメラロール側を削除してみます。


Lr7-IMG_0812
上記では、ゴミ箱に入るだけなので、
ゴミ箱も完全に消します。


Lr7-IMG_0814
iCloud Driveには、当然残っています。

Lr7-IMG_0813
Filesの使用量が、4MBに変わりました。
これでも、全然少ないですね。
トータル、23MBですから。

どうしても数字に不可解な所が多いですが、

端末の容量を節約するつもりで、iCloud Driveにコピーした結果、
容量的には、結局、何も変わらないか、
そのまま領域を消費してしまう側面を持っていると、
私は解釈しています。

最初から、Amazonにオートロードすれば、早いじゃん!
て話ですね。

ただ、もっと大きなデータ量でやってみないと、
23MB程度では、微妙かもしれません。


因みに、今コピーしたファイルは、
Macにも同期されます。

Lr7-Screen Shot 2019-02-11 at 5.20.04
Macでは、雲と、DLされるものに、分かれるようです。
サイズにより、小さなものはDLしているのでしょうか?


MacとiOSでの動きを簡単に見てきましたけど、
これらの動きが、自分のやりたい事に合致してるかどうか?
問題無いのなら、
大量の画像ストレージとして使うのもアリだと思います。
もちろん、RAWだって保存できます。


Macの領域節減もできる?「書類とデスクトップ」機能 

画像ストレージには、関連しませんが、
MacOS 10.12から搭載の 「書類とデスクトップ」は、
Mac上のデータを、クラウドに移動させる事で、 
Mac間での「
書類とデスクトップ」を共有可能にするのと、
Macのストレージ容量節減も同時にこなすという機能です。

私は、既定フォルダは殆ど使わないので、
大したものは入っていませんが、
関心半分で、「書類とデスクトップ」を有効にしています。

因みに、上記、iCloud DriveのMac上の使用量、440MB近くですが、
380MBほどが、Documentsフォルダです。

この機能によって、たしかに、
ホームフォルダから、DocumentsとDesktopは消えますが、
現状は、同じドライブの中で、
居場所が変わっているだけです。

Documentsは、使用頻度が高いから、
あるいは、iCloud Driveに入ったのが新しいから、
Mac上に残しているのでしょうが、
Macのストレージ管理画面で推奨してくる割には、
ダイレクト間が無くて、わかり難いかな。。

この他、Photosの画像データや、メールなども、
iCloud Driveに持たせる事で、
容量削減に繋げてくれるようではあります。


で、この機能の影響の可能性大だと疑っていますが、
OSX 10.11で使用している、MacBook、MacBook Proでは、
iCloud Drive自体が、全く見れません。
10.13側の「書類とデスクトップ」が有効・無効問わずです。

10.12以降のiCloud Driveでは、

「書類とデスクトップ」が有効なら、
クラウド上の「書類とデスクトップ」を、
このMacの「
書類とデスクトップ」とする。

簡単に言うと、
そんな感じの同期ロジックが追加されてると想像しますが、
その実現のために、
iCloud Driveの管理データなどに、変更があったら?
その機能のない、10.11で何も見れないのも、不思議ではありません。

おそらく、新旧OSの混在で起きる現象であって、
10.11のみのiCloud構成なら、大丈夫だと思います。
元々機能しているわけですから。

・・最新環境に統一して欲しいのはわかるけど、
これについては、かなり雑な対応だと思いますね。

iCloudは、システム機能に取り込まれている事が、
超便利でもありますが、
下位互換などでは、その逆の側面もありますね。
結局、サードパーティーの方が、融通が利いたりします。

私は、この現象ゆえに、
Mac間のデータ同期については、iCloud Driveではなく、
Google等使うことにしました。
これも、50GBを持て余している要因ですね。

旧機種を使っている側にも問題はあるので、
そこは、とやかく言いませんが、

とりあえず、数字の辻褄が合わないのは、何とかして欲しいな。