C2D機の範囲

Macにおいて、Core 2 Duoを搭載していた期間というのはかなり長く、
2006年後半から2010年Mid辺りまでの4年弱に渡ります。

それだけ、トータル性能にも開きがあり、
後半のものであれば、
OSは10.13までは搭載でき、 メモリも16GBまで搭載可能だったりしますが、
ここで挙げるC2D機とは、2007,2008年あたりまでの
「遅い部類」に入る機種です。

この辺だと、おそらく殆どのものが2万円までで入手可能です。 
あくまで、最新OSが載らない過去の機種ですから、
その辺までが、まぁ妥当ではないかと考えます。

そして、「遅い」と言っても、数値比較すればの話で、
メモリなどの下地環境を整えれば、
10年前のC2D機であっても、
OSXの動作や、昨今のブラウジング環境に、
十分な性能を持っていると思います。

実際、2007年のMacBook Pro(A1229)、2008年のMacBook(A1278)で、
10.11を入れていますが、
快速とは言えないものの、通常動作に関してストレスを感じない程度には、
動いています。 
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MacBook A1278 Late2008


遅いC2D機を今使うための下地・前提 


おそらく上述に当てはまる殆どの機種が、
そのまま10.11などをインストールしても、 かなり遅く感じると思います。

その対策として、必須と思うのは、
優先度の高い順(効果の高い順)に、

・メモリは最低4GB
・OSのクリーンインストール(10.10以降は必須)
・ストレージはSSDに換装

だと思います。

C2Dにここまで設定すれば、爆速は無理としても、
かなり普通に使える性能にはなります。

10.10以降の場合、急激に重くなるタイミングのようなものがありますが、
常にではありませんので、目くじら立てずに使えば、
全体的には、安定した速度で動作するようです。

因みに私のMacBook A1278は、
システムバスクロックが1066MHzあるにも関わらず、
メモリ2GBの状態では、10.11のSystem Preference表示に10秒近く、 
Finderの表示でも数秒かかりました。
・・5GBにして、長くても1秒位に改善されました。

まぁこれらの機種が新品だった頃のOSは、
10.4〜10.5であり、2GBもあれば十分高速に動いていた訳です。


SSD化も効果は大きいと思いますが、
メモリが足りない状態では意味がないのと、
またSSDがどんなに速くても、
この頃のC2D機は、本体側のI/Fが、SATA2(3.0Gb/s)止まりなので、
これ以上の速さは期待出来きません。

先にメモリ増設やクリーンインストールして、
更に速く・・と思う場合の対策でもいいと思います。

上述のMacBook 2008年モデルのA1278は、
まだHDDのままですが、まぁ使えます。


クリーンインストールもかなり大事で、
特に10.11については、
上書きインストールで使っていたiMac ( 2009Late )よりも、
クリーンインストールしているA1229 ( 2007Late )の方が、
体感として、速く感じるくらいです。


クリーンインストール方法に関しては、
起動用USBメモリがどうの、command+Rがどうのという話もありますが、
起動から何から、遅いですね。

10.6.8のパーティションを一つ用意しておき、
そこにDLしたインストールAppをコピーして、起動し、
目的のパーティション(空)にインストール指定するのが、
一番速いと私は思います。

引き継ぎたいアプリなどがある場合は、
Time Machineでバックアップしておき、
インストール後に、「移行アシスタント」で引き継ぎます。

10.11(El Capitan)と10.10(Yosemite)



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10.10。10.10からメニューバーの色で黒を選択出来るようになり、アイコンがiOS準拠の2Dタイプになりました。

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10.11。デザイン的には10.10とほぼ同じですが、メニューバーを隠せるようになりました。

10年前の遅いC2D機に、今時のPC環境を実装可能な、
唯一の環境が、OSXでは10.11、あるいは、10.10です。
10.11が載るから、未だ買う価値があると言ってもいいかもしれません。


アップルのサポートなどは既に終わっていますが、

現在の主要ブラウザ、アプリも、
10.10からであれば、ほぼ対応しているようです。


上述の3つの下地が出来ていれば、実用レベルで動作しますし、
逆に、それがないと、たぶん遅くて使い物になりません。 

アプリでは、Chromeは、最新の71が、どちらでも使えますし、

Google Drive
Dropboxも10.10以降には対応しています。
ちょっと前までは、10.8辺りまで対応のもは多かった印象がありますが、
昨今、底上げが進んでるようです。


また、10.10以降であれば、 iCloud Photo Libraryが使えるので、
Photosアプリで、iOS端末との同期もできます。

iTunesは、どちらも最新の12.8が使えます。

私のiTunesの楽しみ方は、極めて単純で、
iTunesに取り込ませた手持ちCDの全曲を、MiniPlayerでジャケット表示しながら
シャッフル再生、BGMとするだけです。
ホームシェアリングなどは使わず、各Macに音源を保存しています

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iTunesのMiniPlayer。1280×800程度の画面だと、ちょっと邪魔な大きさですね。


たしかに10.10の方が軽いが・・


10.11は重いため、C2D機では10.10がベスト。
という話もよく見かけますね。

私は、A1278に、両方をクリーンインストールしていますが、
確かに体感として、10.10の方が全体に軽くは感じます。

と言っても比べれば・・というレベルの違いであり、
細かいアプリの対応状況や、今後の事までを考慮すると、
あえて軽さ重視で10.10をメインにする程のメリットは感じません。

例えばアドビCCのアプリ対応を見ると、
10.11の方が微妙に新しいバージョンが使えるようになっています。

LightRoomは 7 (10.10は6)
LightRoom CCが使える (10.10は使用不可)
Bridgeは 8 (10.10は7)
PhotoShopは 19 (10.10では 18) という状況です。

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アドビCCでは、OSに合った各アプリのバージョンを自動選別するようになっています。
この画面は10.11の場合で、Premiere Rushは、DL不可になっています。

特にLRは、7でかなり早くなったので、 使えるメリットは高いです。
私にとってC2D機は、LRマシンではないのですが、
例えばブログの関連作業を全てここでやろうとすると、
LRが使えることがやはり便利なのです。

また、私はPCでは殆ど使いませんが、 手軽なRaw編集&シェアToolとして、
LightRoom CCを使えるというのも アドバンテージですね。


また、10.11では、ディスクユーティリティが秀逸になっており、
ディスクの内容を削除することなく、
パーティションサイズの変更ができるようになりました。

それまでは、パーティションサイズを変更しようと思えば、
内容削除が当たりまえでしたから、 画期的な便利さだと思います。


という事で、遅いC2D
メインの機A1229では、
10.11を2つのパーティションに入れており、 10.10は使っていません。

私の場合は、これらのマシンで使う主目的が、
オンラインストレージ、ブラウザ、アドビ系だったりするので、
その辺の対応を重視しています。

ただ、使うアプリの対応に問題がなく、
少しでも軽い方を重視するなら、10.10の方が多少でも快適なことは確かです。

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アドビCCでは、更に過去のバージョンを選択してDLする事も可能です。

因みに、同期ストレージのように使える(筈の)iCloud Driveですが、
Mac間のOS世代が混在していると、うまく動かないようです。

私の環境では、iOS端末や最上位の10.13では、正常動作しますが、
10.10、10.11とも、 全く機能していません。

全端末でのサインアウトはもちろん、OSの入れ直しなど散々試み、
サポートに聞いたりもしましたが、症状は変わりません。

なので、同期関連は、Google DriveやDropbox等
サードパーティをメインとしています。


10.9 (Marvelicks)


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安全性とかアプリの対応とかを置いといて、

「パフォーマンス」という視点に絞れば、
遅いC2D機に最適なOSは、10.9だと思います。

もちろん、メモリが少ないと全然ダメで、
冒頭の3つの下地を整えた上での話ですが、
この辺のOSだとSSDの効果も相当効いてる感じがします。
それほど、体感的に速いですね。

もっとバージョン下げれば、もっと速いでしょうけど、
OS機能とのバランスを考えれば、10.9がベストのように思います。

とにかく、10.10以降と比べてあまりに早いので、

・・普段はこれでいいのでは?

と思えてくる程ですが、 アプリの対応状況という点では、
既に過去OSに移行した状況にあり、 実用は難というのが現状です。

iCloudは使えますが、今から見れば物足りなく、
iCloud Driveも、iCloud Photo Libraryも、Photosもまだ実装されておらず、
同期的な使い方はできません。

ただ、iPhotoなどで、My Photo Streamによる連携は可能ですし、
メモの同期が可能というだけでも、価値はあると思います。


サードパーティーの対応を見ると、
Googleドライブは既にサポート終了、
Dropboxも今年の4月には対応終了となります。

Chromeは、最新は既に対応していませんが、
V65が使えます。
今のChromeは、サポート外だからと一蹴するのではなく、
とりあえずOSに適したバージョンを自動選別してDLしてくれるので、
過去バージョンを探しに行く手間もありません。

現在のヤフーにも問題なく入れますし、

YouTubeの対応もまだ全然OKではあります。

LightRoomは、 10.10同様、6までが使えます。
(ただ、最新アップデート版はまともに起動せず。)

iTunesは 12.6が使えるのでほぼ最新ですね。

以上、10.6などに比べれば、かなりモダンな環境ではあるものの、
現実的には、周りから去り行く状況であるのが10.9です。


ネットに繋げず、使うアプリのバージョンに問題がなければ、
画像系なら、iPhotoやApertureなどの後期のバージョン、LightRoom6など
・・を使うとかなら、
最強の環境ではないかと思います。

そもそも画像系のアプリなどでは、
最新でなくても十分実用に耐えるものが 殆どだと思いますので、
使い方次第ですね。

PhotoShopの基本機能など、Classic時代のものでも十分だったりします。

私的に今は、10.9はディスクから外していますが、
用途を絞れば、10.9メインが一番気持ちよさそうに思います。



10.9は、OSのUIもまだ、レパード(10.5)の延長線上にあり、
Dockも、3D系のアイコンが反射板の上に乗っているタイプです。

起動画面も、iOSに倣ったプログレスバーではなく、
歯車が回るタイプで、

しかも圧倒的に速く起動します。

10.10以降の、iOSよりなUIより、あの頃の画面が好きな人には、

馴染みがわくのではないでしょうか?

OSXのOSXらしさが、10.5の路線上と見るなら
・・
その最上位バージョンが10.9です。

また、10.6以前のOSから認識できる、最後のシステムでもあります。
10.9からは、新旧どちらも認識が可能なので、橋渡し的な役割もありますね。
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10.9からは、新旧どちらのシステムも認識可能。
10.6以前だと、10.10以降のパーティションは認識されません。

 10.9がかなりのパフォーマンスなので、
それより古い、10.8、10.7は特に必要と思いません。
ただ、更に古い環境となると別です。

10.6 (SnowLeopard)


Lr7-スクリーンショット(2019-01-06 1.43.31)
10.11が搭載可能なC2D機の中では、
私のA1229は、一番遅い部類に入るモデルです。

そのA1229でさえ、下地を用意すれば、
10.11でも常用に耐えるレベルで動作するので、
機種性能を理由に、OSをここまで下げる必要はないと思います。

ただ、遅いC2D機には、10.7までしか搭載できないモデルもあります。
2008年までのポリカーボネイトのMacBook、
2007EarlyまでのMacBook Proなどです。

その代わり、数千円で買えます。

また、更に前の、Core Duo機は、32ビットのため、10.6までしか載りません。

そのような古いマシンでも動かせるのと、

・PPCアプリが使える

・10.6があれば、途中をスキップして上位OS(10.11など)のインストール可能

などの点で、
10.6は、ベースステーション的な位置を占めるバージョンであると思われます。
何より、未だに販売されていますからね。


PPCアプリの動作には、 Rosettaがインストールされてる必要がありますが、

無くても、PPCアプリを起動しようとすると、
自動でインストールしてくれるので、手間はかかりません。

主要オンラインストレージや、iCloudは使えませんが、
ブラウザに於いては、ChromeのV49が動作可能で、
このバージョンなら、グーグルIDにサインインして、
ブックマークやタブの同期も可能です。

また、FireFoxは36が動作し、
どちらも、現在のヤフー,YouTubeの視聴はOKです。

・・Safariは古過ぎてほぼ使えません。

Adobe CCはさすがに全滅です。使えません。
ただ、以前のバージョンがあるなら、
特に画像系アプリは、本来必要な機能は、かなり前から実装されているので、
単体で快適に使うという方法もあります。

iTunesは11が使え、
このバージョンなら、iTunesストアへのサインインも可能です。

以上、ネット環境的にもなんとか対応可能な状況ではあるものの、
セキュリティ的に安全とは言い難いと思うので、
単体利用、PPCアプリの使用を役割として考えるべきOSだと思います。

私的には今でも使いたいPPCアプリが2つあります。

iMovie5
iPhoto5 です。

iMovieは、TVを見るため。
このバージョンのiMovieは、とてもシンプルでわかりやすく、
外から繋げたビデオ入力を、そのまま初期画面で視聴し保存もできます。
この手間のかからなさがいいですね。

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iMovie5の起動画面

iPhoto5は、ライブラリ形式の汎用性が秀逸で便利なのです。

iPhotoは、iPhoto Libraryという管理形式を持ちますが、
この頃のiPhoto Libraryは、まだパッケージ形式にはなっておらず、
画像をただ時系列で階層化し、
ルートにデータベース用の管理ファイルを持っているだけです。

つまり、iPhotoが時系列で整理した画像を、
他のどのようなアプリでも簡単に参照ができます。

LRやBridgeはもちろん、 classic時代のPixel Catでも使用が可能です。

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iPhoto5のライブラリ形式。
フォルダの下に管理ファイルがあり、画像は時系列分けされてるだけです。

また、iPhoto5であれば、10.3(パンサー)からでも動作するので、
かなり古いマシンでも、ライブラリを共有できますし、
色んな機種でハンドリングしたい画像などは、
iPhoto5で編集しておくと使い回しがしやすいと思います。

10.5 (Leopard)


Lr7-ピクチャ 5
10.5は、PPCマシンで動作する最後のOSXとして、
数年前までは、結構な人気でした。

10.6の新品がアップルストアで、2000円程度で買えるというのに、
10.5のリテール版(機種依存のない製品版)は、
ヤフオクで5000円を下らなかったと思います。


さすがに、PPCマシン自体の需要がほとんど無くなった現在では、
そこまで10.5にお金を出す人は居ないようです。

結論から言って、今、インテルMacに10.5を入れる意味は殆どないと思います。

最初期のCore Duo機でも10.6までは載りますし、

そこでPPC用アプリも動作するので、 敢えて10.5にする意味がるとすれば、

・手元に10.5は有るが、10.6はない。
・使いたいアプリが10.5までしか対応していない。
・メモリが1GBしかないため、10.6でも動作が厳しい。

などの状況でしょうか。

とりあえず、使えるブラウザが殆どないです。
 

唯一使えると言っていい Chromeが、V19とかなり古く、
グーグルIDでログインする事も出来ません。

機能としては実装されてますが、まともに動きません。

つまり同期などは取れないですし、
さすがにここまで古いとネットに繋げるのもどうかという気がします。

メーラーも、この世代のMailアプリでは、
GMail側で弾かれてしまいます。


iTunes
は、10が使えます。

懐かしのCoverFlowを搭載している最後のバージョンです。

このバージョンだと、サインインはまだ可能なので、
iTunesマシンとしての楽しみ方は、それなりにあると思います。
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iTune10のCoverFlow。今でもFinderには引き継がれていますが、iTunesからは消えましたね。

一方、PPCマシンであれば、TenFourFoxがモダンブラウザとして使え、

ヤフーでもYouTubeでもOKなので、
PPC機で10.5を使う方が、むしろ実用性でも上ですね。

と言っても、G4 程度の性能では、現在のサイトは重くてかなり厳しいです。
G5のiMacとかなら、何とかブラウジングにも耐えるかもしれません。

私は、G4(1.5GHz)に、10.4+TenFourFoxで常用していますが、
ブラウジングではなく、Amazon Primeへのアップローダーとしての使い方ですので、
マシンの性能はほぼ影響しません。

OSX過去OSのダウンロードに関して


まず、全くの新規(過去にDLの実績がなくても)で、
今からDL可能なOSは、
10.11に限られると思います。

これはAppleが、10.12以降をインストール出来ない機種のために、
10.11のみ公開を継続しているためです。
(同じ理由でおそらく、10.13も今後、DLは可能であると思います。)

私は、10.8〜10.11までは全てDLしてきているので、
過去OSの再度DLも可能ですが、
でなければ、10.10以下の過去OSを今から入手する事は、
Apple経由では、出来ないと思ってください。
もちろん、未だ販売されている、10.6、10.7については別です。

ただ、ネットには、ブラウザやOS過去のバージョンなどを集め、
フリーでDLさせてるサイトもいくつかあるので、
リスキーではありますが、そういう所を利用する方法はあると思います。