前回記事ではLightroom Mobileのマニュアル機能、
特にMFまである事を持ち上げて言及しましたが、
私にとっては元祖マニュアルアプリである、ProCamera(現在のバージョン 10.2)もMFに対応していたようです。

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まだベータ機能と説明されているので、最近の事かもしれません。

で、総合的には、専用アプリであるProCameraの方がやはり使い易いと感じます。


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これはProCameraのコアとなるメニューで、
有効にする機能のON/OFF指定をするものです。

まずMFを有効にするためには、上段左から2番目のF/E LOCKをONにしておきます。
説明によると、あくまでフォーカスロックが一度なされた状態から、手動でフォーカス調整が可能になるとの事なのです。SONYのDMFみたいなものですね。

以後、MFのできる状態では、
フォーカス枠(青い枠)の横にスライダーが出ます。



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起動デフォルトでは、測光枠(黄色の枠)の移動、または画面下部のメーターによって露出補正ができるようになっています。
カメラで言うところのPモードと同じですが、これに関してだけ言えば、画面のどこをスライドさせても露出補正が効く、純正カメラアプリの方が便利かなと感じます。


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近接だとこんな状態です。


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その他のマニュアル機能は、画面上部の3つの表示:
シャッタースピード、露出補正値、ISO感度、

からどれかをタップして機能を選択します。
これはシャッター速度調整状態。
この状態で、黄色の測光枠を移動すると、ISO感度が動いて事実上の露出補正となります。


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これがISO感度ですが、Lrの640に対し、ここでは800までありますね。

この状態で黄色の測光枠を移動すると、今度はシャッター速度が動いて露出補正となる訳です。


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WBの指定は、このように色温度スライド式です。


Lightroom Mobileのような全機能横並びの方が当然わかりやすいのですが、実際の使い勝手としては、こちらが一歩優れると思います。
なぜならば、こちらではMFとシャッタースピード調整、ISO調整の3つの事
(iPhoneではフルマニュアル状態)が、いちいち機能を呼び出す事なく、同時に出来ますよね。


難点はiPad専用版がない事でしょうか、
インストールしてもiPhone版がお化けのように表示されるだけです。

また、オプションで追加料金の必要な機能(HDR撮影等)を、
通常機能であるかのように並べている所などは紛らわしいですね。


まぁ¥600するアプリですので、
スマホの撮影はメモ程度と考える人(私もそうです)にとっては、
露出補正だけ簡単にできる純正カメラアプリで十分と思います。

ただ、それが何分の1秒で撮っているのかわからないというのは、
とても気持ち悪い事でもあるんですね。