iPhone5に話は戻りますが、
今回の突然死事件・・そもそもの背景は、疲弊したバッテリーです。
何かの操作中に突然電源オフ・・これを続けてては何があってもおかしくはありません。
そこで復旧後、バッテリーの状態を2つのアプリで確認してみました。

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満充電でも14%にしかならないという、想像以上の状態でした。
疲弊・・というより瀕死状態ですね。
iPhoneは使用中に充電量の残りが20%を切るとアラートが出ますが、
それにすら満たないという事ですから、正にAlmost dieです。

という事で、使い続けるのであれば、バッテリー交換必須ですが、
正規料金では、iPhone全機種7800円となっています。
・・今からiPhone5にかける金額としては微妙に高い。。

が、常にモバイルバッテリか何かに繋いで使うとなると、動かないよりマシとは言え、実際これがかなりウザいです。
(実際、今回の交換作業までそうして使っていましたから)

iPhoneのような人気機種のいい所は、ネットに分解修理の情報まで沢山ある所ですが、

楽天で「交換ツールキット」なるものが、結構安く売られていました。
ネックになる特殊工具が気軽に揃えられ、もちろんバッテリー込みです。

これを見て、自力でやってみる事に決めました。
(右側に広告貼っておいたので、関心のある方はどうぞ)
リスクはありますが、直れば新品並みの寿命が戻ってきます。


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こういう工具と互換バッテリーのセットです。
交換に際して全ての工具を使う訳ではありません。
4から6までは同様のツールがありますね。
7は防水仕様のため分解自体かなり難しいのでしょうか?


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分解と言うよりは、フタ(液晶側)を外してモノを入れ替えるだけの作業なので、手順をショップの説明に合わせていけば、特に難しい所はないです。
ただその際、小さなケーブルを幾つか外したりするので、スクリューやヘラの先で扱う等細心の注意は必要です。

中身の殆どをバッテリーが占めていますが、
これだけの基盤に、あれだけの機能が凝縮されてるんですね!


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オリジナルのバッテリーを取り出します。


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これが新しいバッテリー。もちろん純正ではありません。


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組み直して、とりあえず電源は入りました。
ここまでなら壊れてても表示されるので、この先へ進めるかが問題です。


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ロック画面まで来れば、無事起動と言えます。

私もPCや機械式カメラは以前にかなり分解、組み立てしていますが、
ここまで小さい機械の分解は初めてで緊張しました。
どの道保証などないとは言え、iPhone5一台しかなかったら、
やっぱり踏み切れなかったと思います。


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ホーム画面に辿り着きました。

その後使っていて気付いたのですが、
液晶の裏に埃を拾ってしまったようです。
普通に使ってても多少は入り込みがあるそうですが、
明らかに分解前より増えていました。
今回は埃で済んでいますが、こういう想定外の失敗があるんですね。

さて、冒頭のアプリでの各診断結果です。

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100%です!

Need to change the battery immediately から
No need to worry about です!

実用でも今の所は減り方も緩やかで特に問題はないようです。

近年はスマホの薄型化が加速化され、
ユーザーによるバッテリー交換不可が普通になってきていますが、
バッテリー寿命=機種の寿命っていう風潮はどうかと思います。
高いモノなのですから、それくらいはユーザーで簡単にできるようにして欲しいですね。
その土台があっての薄型化ならともかく、何を競っているのか?

それに、薄いから持ちやすい、使いやすいとは限らないのではないでしょうか?