大型連休、GW気分ももう終わり!今年のピークが終わったようなものですね(笑)。

さて、暫くマクロ、ネイチャーものばかり取り上げて来ましたので、ここでもう一度ネコ写を見てみたいと思います。
これまでの画像はボディが全てNEX3でしたが、これはこのレンズの当初の購入目的、携行性などの理由によります。が、標準レンズとして意識するようになり、フルサイズ(A900、A7ii)でも使っていますので、今回はそちら中心です。

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ネコ写で使えて初めて万能レンズと言える(笑)訳ですが、猫くらいの撮影距離なら近景ですのでマクロレンズの本来の性能がそのまま得られるものと思っていいかもしれません。
ただ、ライカのエルマリート60に関しては、以前にも書いていますが、1メートル辺りを境にかなり質の差を感じ、やはりマクロだなと決めつけていました。私の主観に過ぎないかもしれないので断言はしません。

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それに比べるとこちらはとてもシャープなだけでなく質感が良く出ますし、普通に猫を撮るならこれで撮っておけば間違いない!と思うくらいですね。
シグマの70ミリマクロも解像感がありましたが、ネコ感で見るとやはりミノルタの方が良く出ているかなと思います。
私が騒いでいるのはこの辺のトータルバランスでライカよりシグマより使えるとの主観によります。部分的に見ればマクロ時の質感、全体的なボケではライカに敵わないと思います。

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基本的にカッチリ写るレンズだと思いますが、光の質にもよります。

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一方、寄ると決して硬い感じはしません。やや即物的な印象さえ受けますが、この辺のバランスは実によく出来てますね。と言うか、比べれば明らかにマクロ域の描写が優れています。

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高感度はダメと言われてるα900ですが、室内灯下、つまり普通にペットを撮る状況であれば、ISO3200でも悪くないと思います。ノイズリダクションとか特にしていません。・・日中の暗い室内等ではダメですけどね。

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柔らかい光ではやはりそんな感じに・・光の質が良く反映されるのではないでしょうか。ただ、ここではボケが煩く感じますね。

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これなんかは実に端正に猫の背中を描いてますね!
以上、ゴージャスではないですがしっかりとした猫写力です。

ネコに関しては一度にネタを出し切れませんので、また次回以降載せていくつもりです。
ところでこちらは同じミノルタの100マクロです。
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性格の違いがマクロ域よりハッキリ出ているように感じます。シャープでカッチリが基本の50マクロに対し、100の方は中望遠らしくより柔らかさを体現した感じになります。

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100の方が高級感があるとも、平坦で大人しいとも取れますが、ZAレンズに比べるとかなり地味な印象がありました。

この2本だけでも充分使い分けがききますが、仮に50マクロを標準猫レンズとして位置付けた場合、普通に撮るだけでなく、表現の幅って事を考えると、大口径、200-300ミリクラスの望遠、広角、超広角と全て欲しくはなってくるんですね。猫だけでも下から上まで一式は必要になる訳です。また、これだけあればカメラも2台は必要になる。

万能レンズが一本あればそれで終わりって話にはなりません。それが写真の面白い所でもありますね。