カールツァイス、ミラーレス用レンズ「Touit」の国内発売日・価格を決定
Touitに関しては私は勘違いしおりまして、レンズ名ではなくてあくまでミラーレス用レンズのシリーズに付けた名前という事ですね。レンズはそれぞれ、ディスタゴンでありプラナーである訳です。この辺にもこのプロジェクトに対するZeissの並々ならぬ気の入れようを感じますが、DC Watchの記事を見て気になったのが、Zeissは今後のコンシューマ向けレンズの主力市場を、携帯とミラーレス機と見ており、従来の一眼レフはそれほど重視しなくなったように感じる事です。
これまでハイエンドのデジタル一眼レフカメラ用レンズを主としていたが、今日ではカメラ市場が大きく変わり、スマートフォンやCSC(コンパクトシステムカメラ。ミラーレス)などの分野が成長し、今後最も成長が見込まれる分野とした。

CZ コンシューマー&プロフェッショナルディビジョン ゼネラルマネージャー:クリスチャン・バナート氏のコメントです。

そりゃカメラ市場全体はその通りなんでしょうけど、Zeissって元々全体など見ずに特殊な位置に居るものだと思ってましたし、そういう流れに組み込もうとするなら、ヤシコンGのようなCPで考えるべきではないでしょうか?Touitは価格だけで見れば明らかにプレミアムレンズです。そこで出て来た、Carl Zeissのロードマップ。

zeissmap

従来のMマウントRFレンズ、一眼レフ用ZF・・カメラは何故かソニーですが…ここも一応継続にはなってますが、縮小方向という事でしょうか?アポゾナー135mmF2が出たばかりですが。
今後の主力はそこから下のラインになるのでしょうかね。High end”というのが、例のDistagon 55mmF1.4の系統ですね。今年末に登場する予定だそうですが、やはりココが気になります。で、一番下の“?”というのが何なのか?なのですが。

今回、コシナの名前が全く出て来ません。製造は日本ですから、コシナが作るものでしょうけど、今までは発売元とても必ずコシナの名前が出ていたように思います。今回のツァイスの主張のしかたなどを見ていると、ひょっとしへ真性ツァイスというアピールに拘っているのでしょうか?

因みにこの発表会に有名なカメラマンも参加されておりますが、普段から単焦点、大口径を賛美する中で、今後の展開の希望の筆頭に揃って標準ズームを上げたというのは、なんだか情けなく感じましたね。