Apertureユーザーであれば、わざわざiPhotoにお金を出さなくても、フォトストリームは使えるし、iPhotoのライブラリだってApertureから見る事は出来るのに、結局iPhotoの最新バージョンも購入するハメになったのは、ライブラリ統合のためです。結論から言うと、現行のApertureでiPhotoとライブラリを統合するには、iPhotoも現行でなくてはならないからです。で私はこの統合をやりたかったのです。


Lrを使う前、つまりα900を買う前までは、CanonのDPPでマスター管理をし、セレクト写真のみjpeg出力してiPhotoに溜め込むという使い方をしていました。

54

余談ですが、このiPhotoイベントの20100701のアイコンで猫たちが囲むモノリスのような箱が到着直後のiMacです。

トータル2万画像位だったと思いますが、この頃のライブラリはそのままiMacのiPhotoに引き継いでいます。ただ過去のセレクトものについても一律Apertureで管理出来た方がスッキリすると思い、ApertureへiPhotoのライブラリから部分抜粋という事を考えました。過去ものも含めて今はLrがマスターファイル管理になってるのでどうでもいい事ではあるのですが、せっかくなのでiPhotoとApertureを明確に棲み分けたいと考えました。
現行で言う、ライブラリ統合と単にiPhotoライブラリを見れるのとでは微妙に意味がちがいます。見るだけならたぶん旧バージョンでも可能な筈です。


以前のiPhotoで作られたライブラリに対しては参照ができるだけなので、膨大なデータは相変わらずiPhotoライブラリに含まれたままです。iPhoto側でこれらを削除したらApertureからも見れなくなるのです。私はこれを勘違いしており、Apertureに取り込んだ後でiPhoto側を削除してしまい、タイムマシンのお世話になりました。

今回の統合では、Apertureライブラリの中に元データの完全引っ越しができます。iPhotoライブラリを必要なものだけにリサイズ出来る…これをやりたかったのです。

Appleのサイトで調べてみると、それが可能なのは現行バージョンのライブラリ同志でのみという事でした。
因みにライブラリをアップデートすると以前のバージョンでは読めなくなります。

17

これはApertureで既存ライブラリをアップデートさせる画面ですが、アップデートしなければ現行で読めない訳だし、行き先は決まっているのです。

まぁiPhotoもちょっとした整理や編集には便利でもあるのでお金を払ってしまったというオチです。それでもApp Storeで単体で買えるようになって便利になりましたね。
ビューア+プチ編集機能として使うだけならピカサで充分と思いますが、アルバムなどカテゴライズして一つのソースを色々な見方が出来るのはiPhotoのいい所だと思います。

07

この保存時のオプションがプア過ぎと思いますが、Apertureを際立たせる必要もあるのでしょうね。
このようにしてiPhotoは、ネットで拾った画像の総合管理ソリューションと相成った訳です。ダイアルアップでお金を払いながら海外のエロ画像をDLし、スタートアップスクリーンにして喜んでいた原始時代のものまで全てがここにあります。