昨日の投稿で、プロカメラの2つのモードの違いがよくわかってない的な事を書いておりましたが、落ち着いて見てみれば何のことはない。WBと同じで、露出もロックするかしないかの違い・・それだけでした。
カメラの画面をよく見れば直ぐ判るようになっていたんですね。
それこそ、画面で見て貰った方が解り易いでしょう。

Ap3-Nekonon 2013-01-30-01

これが「標準モード」
露出とフォーカスはそれぞれポイントをバラしています。
これ自体は「標準モード」でも出来る操作です。
シャッターが1/169秒となっています。

Ap3-Nekonon 2013-01-30-02

そこから、暗い室内の方へカメラを向けると、
ポイント位置はそのままですが、露出は変ります。
シャッター1/40秒になっています。
まぁこれが普通のAEの動きです。

Ap3-Nekonon 2013-01-30-03

同じ状況で「上級者モード」
露出とフォーカスポイント内に鍵が見えます。
これがロックしてるぞ!の意味だったんですね。

Ap3-Nekonon 2013-01-30-04

部屋の方へ向けて見ます。
露出は変りません。シャッターは1/237秒のままです。

これは勿論、どちらが上級という事ではなくて、撮り方によって使い分けるべきものと思いますが、プロカメラの醍醐味という意味では、やはり「上級者モード」にこそ意義ありでしょうね。
それに「標準モード」の撮り方をするなら、露出スポットを特定の場所に固定する意味はあまりありません。真中が適正ポジションだと思います。

大事な点は、ロックされるのは露出だけでなく、フォーカスも同じという事です。「標準モード」ではフォーカスも、フォーカスポイント位置で常に自動測距しに行きますが、「上級者モード」で一旦ロックをかけると、ピント位置も変りません。・・置きピンが出来るって事です。
パシャパシャとスナップ的な撮影なら「標準モード」、じっくりと詰める撮影なら「上級者モード」という事でしょうか。使い分けの楽しさがあるカメラですね。

Ap3-Nekonon 2013-01-30-05
iPhone5 ProCamera 4.0.1 1/686 ISO50

連写を使って「動き」を撮ってみましたが、まずまず使えるじゃないですか。実際は後ピンなんですけど、被写界深度が深いからそれ程気にならない。ミラーレスより動体向きと言えるかもしれません(笑)