Ap3-Nekonon 2013-02-10-01
iPhone5 ProCamera 4.0.1

ズーム1.4倍位です。この辺がズーミングの限界だと思っています。まぁiPhoneでデジタルズームなど使うなよ!って話しですが、標準画角が使えるとなるとまた違いますからね。

さて、iPhone初歩の初歩。テザリングだ!プロカメラだ!と騒いできていますが、スマホ導入の本来の目的はPCでの作業環境をどこまで外に持ち出せるか、つまりはMacとの連携や同期が一番関心のある所です。
現在、同期を中心に定番といわれるアプリなどを使ってみている状態ですが、ブログ投稿という事を考えてみても先ず基本となるのはブラウジングじゃないでしょうか。
加えて文章打ち画像の受渡しが出来れば大抵の作業は効率良く行く筈だと思っています。逆にこれを全て家のPCでやるには時間的にどうしてもキツイんですね。
同期と言っても方法は色々あって、私にはiTunesでファイル転送をするような同期ではなくて、クラウドっぽい同期方法が望ましく、それがあって初めて便利と感じると思います。

ブラウジングの同期と言ったら要はブックマークになるのですが、今はブラウザのブックマークより、「はてブ」のようなブックマークサービスやRSSリーダーをコアに添えてる人の方が多いでしょうね。ブラウザもOSも関係ないですし、HDDが壊れても安心です。私はまだブラウザのブックマークが中心で、HDDのようにフォルダ分けを中心とした使い方をしており大量でもあるのでこれが無ければ何も出来ない状況です。「はてブ」等でタギングしていく方がマルチな検索や整理にはいいですけどキッチリやっていくのは結構大変じゃないですか?
スマホ使い出すとその辺の状況も変わって来てはいますが、とりあえずここではブラウザに絞ります。

さて、アプリのDLもそれ程せずに、クラウディな同期だったら、ChromeGoogleドライブの二つというのが、最もシンプルで基本用途はカバー出来る方法ではないかと思いました。この2つなら、合わせて50MBで済みます。

iCloudという方法もありますが、Mac側のOS、アプリへの依存性が強く、最初の方法としてはどうでしょうね。。特に連絡帳やカレンダーのようなPIM(最近聞かない用語)系の同期、フォトストリーム共々、ここで対象となるフローとはあまり関係なく、Safariが同期すると言ってもSafari自体を使ってないから…Mac側の話ですが。

ChromeのSync機能は素晴らしく、Googleのアカウントさえ使っていれば、Chromeを起動するだけで、PCとiPhoneの双方向で、ブックマークの同期があっという間に完成します。
iPhoneで最初に感動したのがこれでした。

Google, Inc.
Chrome(無料)

販売元:Google, Inc.(16MB)


以前から愛用ブラウザになっていたOperaにも、OperaLinkという同期機能があるのを知っていたので、実はこれを最初に使ってみたんですが、時間ばかりかかる上に、ほとんどまともな同期が出来上がらず使い物にならないので、直ぐにお払い箱としました。OeraLinkについては以前にも家のMac間で同期をさせた事がありますが、やっぱり時間ばかりかかる割に完成度が低かったので、たかがブックマークの同期と言えども難しいものなのか?と思っていましたが、Chromeにおいては瞬殺です。

現在一番使用頻度の高い、FireFoxにはアンドロイド版しかないので、残るはChromeしかなかったのですが、こんなに便利なものとは思いませんでした。iTunesによるSafariののブックマーク同期はファイル転送に近いですし順方向のみですが、起動の瞬間に相互反映されるChromeの技は、正にクラウディな感じがしますねぇ。

同期というのは本来、オフ> オン >オフの間で同期する事なので、常ににオンが基本のPCのブラウジングでは同期の実感はないように思えますが、ブックマーク自体は端末固有のデータですから立派な同期ですよね。最初からオンにデータがあるオクのウォッチリストや「はてブ」などはどこで見ても同じですけど同期というのとは違いますよね。それはまぁいいとして。

ドキュメントに関しては、Googleドキュメントのワープロ機能とスプレッドシート機能を使えば、これも完全に端末同志で同期します。Googleドキュメントは、ワープロ風のアプリなので文章打ちにそこまで要らないとも思いますが、スプレッドシートが優れもので、通常の表計算書類程度というか、頭の中を表で書いた方が解り易いというような時は、便利なので、以前からよく使っています。
・・物欲計画整理表とかね(笑)

この辺はiWorkなど使わずとも、Googleのサービスで充分じゃないでしょうか。特にスプレッドについては、iWorkのspreadよりGoogleの方がかなりわかりやすく、ほぼExcelと同じ感覚で使えますね。


Google, Inc.
Google ドライブ(無料)

販売元:Google, Inc.(24MB)



Googleドキュメントは、ブラウザさえあれば編集出来るので、Googleドライブは必ずしも必要ありませんが、これがあればiPhone側では専用アプリとして動作するため、文書の編集がずっと使い易くなりますし、オフラインにも一応対応しています。但しネットが途切れた途端、一切の編集は出来なくなるのでオフライン編集と言えるものではないと思いますが。

PC側では、PC内のディスクに専用フォルダを作って同期されるようになるので、ブラウザ上ではなく、PC内のその他のデータと同じ感覚で管理が出来ます。上述のオフオンオフの同期になる訳です。まぁ編集は常にブラウザ上になるので微妙ではありますが。

また、5GBのストレージ領域があるので、ここで画像の同期兼受け渡しにも使えます。iPhoneとやり取りするような画像なら、5GBの領域があれば先ずは充分でしょう。
もっと使い易くてスマートな方法が勿論あるでしょうが、とりあえずこの2つでも事は足りるんじゃないでしょうか。
GoogleドライブはインテルMacのみ対応ですが、Web上で動くGoogleドキュメント自体はそれに縛られないので、PowerPC機でも実質iPhoneとの連携は可能です。

当初考えていたのは、ブラウジングはSafariのブックマークにPCの基本データブチ込み、テキスト編集等は、iPhoneのメモを使えば良いだろう・・これならDLするアプリすら不要だと思っていたのですが、どちらもイメージと違っていました。iCloud配下でやっと本来の同期が実現したという印象です。
また、標準アプリのメモは、元々メールの下書きみたいな機能で、アカウントとの紐付けをわかってないと理解し辛い所がありますね。OSX 10.6のアプリにあるメモとは全く同期はしません。

今までこういう作業はどうやっていたかというと、
Macで見つけたWEBの本分等、元ネタをメールで携帯に飛ばして、携帯でブログ分の下書きを作り、骨格が出来たらPCにメール返信し、PC上で仕上げるというフロー(笑)でした。
一度送信して、また追記したいとか訂正したいと思ったら、都度送信の必要がある訳です。前述のように
同期の仕方は色々あるので、iCloudからただのブックマークまで結局今でも、何が一番自分に合っているかを色々検証している所ですね。

ところでSafariにもメリットは結構あって、デフォルトブラウザになっていて避けては通れないのだからやっぱりうまく使った方がいいようには思います。Chromeより使い易いと思う点は、
ブックマークからブックマークレットが使えます。Chromeではこれが出来ないのでキー入力を伴いますね。辞書登録したブックマークレット文(Javascript)を呼び出すだけなので大した手間でもないですが。
リーディングリスト装備。これはSafariの強味となる機能ですね。まぁ何の整理も出来ずただ並べるだけなので緊急機能という感じですが、クリップの完成度は高いですし、ブラウザに最初から付いてるというのも捨て難いものです。
ページトップへ戻る機能。Chromeではこれはありません。
ホーム画面に保存機能。私がSafariで一番便宜に感じてるのはこれです。PCでは使う事すら無かったですが、ランチャー画面のスマホではこの手のアイコンが実に便利に感じます。
最後に、Chromeはアプリサイズは大した事ないですが、実はデバイスの領域をかなり使います。現時点で、Safariの使用量11.3MBに対し、Chromeは245MBです。使用比率は五分五分なのにかなりの差ですね。

ここまで書いてきてなんですが、ブラウザ自体の機能というのはあまり気にならなくなっています。クリップ系や専用アプリへの依存に傾くと言いますか。。結局そうしてアプリの領域がどんどん増えていくのは一重に便宜のためなんですが、基本作業のためのシンプルさって事で考えると、まぁGoogleセットだけで間に合うのでは?と未だに思ってはいます。携帯に比べれば充分ゴージャスですよ(笑)