sonyalpharumors | Blog | No Flip up mode for the A99.

SARが、99などの情報元に確認したという事です。
この要望が多くのαユーザから挙げられているのは、
私も勿論知っています。
これに対して、とてもガッカリしたという声も聞かれますが、

正直、期待するほうが間違っているし、
また、TLMのミラーアップ自体、あまり意味が無い。と思います。

なぜかって、ミラーアップなんて採用したら、
TLMの画質劣化を認めてしまう事になる訳ですから、
それはソニーとしては取れないスタンスだと思います。

αレンズの高画質を一切スポイルする事のない透過光ミラーが、TLMである。
この基本位置は変えられないと思います。
もっと積極的なメリットが見いだせれば別ですが、

フィルム時代のミラーのように、手ブレ対策という訳でもないし。
slt_mirror

また、私がミラーアップ自体意味がないと考えるのは、
これはもう各自の撮影スタイルによるものですが、

デジタルに求めているのが、動的な写真である以上、
通常の撮影でTLMがある事自体、NGな訳です。
ミラーアップしたから、連写できない、AFできない云々、
使用を制限されたらフルサイズなど買う意味を感じません。

ミラーアップして撮れるものって何でしょうか?

先ず、三脚利用が前提となります。
私が三脚を使うのは、ヤフオクの出品撮影のとき位ですか。
それもα900以外のカメラを使う場合ですが(爆)

三脚利用を前提とした、風景、記念撮影、静物撮影、
後はレンズテストですか?
とにかく絶対動かないもの以外は撮れない。。
ならば私的には、35mm判カメラの価値を感じないようなレベルです。
たとえそこで、αフラッグシップ+ツァイスレンズの真髄を見せられた所でね。。

そういう写真が「勝負写真」であって、
普段の手持ち撮影は、スナップモード、お気軽モード、
というユーザであれば、嬉しい機能でしょうね。
ですので、あくまで撮影スタイルの問題であって、
そのスタイル自体を否定する主旨は全くありません。
私的には違う。。というまでです。

似たような感覚に、
JPEG(お気軽)とRAW(勝負)の使い分けがありますが、
もし、三脚使わないとRAW使えないなら、RAWなど使わないと思います。

また、客観的に見て、ごくわずかな要望や、
リンク先にも書かれているように、高感度性能のわずかな改善のために、
そのようなアクロバッティブな機能を追いかけて、
価格を上げて、TLMの欠点を認めて・・って、
凄く無駄なアプローチに思えてきます。

フルサイズ・・というか高級機でTLMをやる事自体が、
もう終わってる訳ですから(笑)、
・NEXで済ませるとか、
・潔く別のものを求めるとか、
・TLMが外れる近未来まで、待つとか、
今に見切りをつける事は重要ですね。

前から言っている、
「フルサイズ購入層とソニー革新技術のズレ」

一応、勝算があって開発しているのか?
形のためにとりあえず作ってるのか?
海外ではTLMにそれほど否定的ではないですし、
「ソニーの技術」が好きな人には、むしろ歓迎な機能でしょう。
それがソニーの求めるユーザーだという気もします。
ついては、α99がどれだけ売れるのかには、とても興味があります。
一応、測距点101という凄い機能も付いて来る訳です。

サイバーチームと一眼チーム、
人を入れ替えてくれないかな?