日食の金環状態が40秒という事ではありません。
東京では、金環日食が5分程観測されたそうです。

写真を撮る方はおわかりと思いますが、
約40秒というのは、フィルターなしで撮れる状況の事です。

ピントはMFで雲がハッキリ見える位置、
露出は最小値・・絞りF27、シャッター1/8000秒。

6時55分頃からスタンバって、
とりあえず通常の状態で露出を出しておこうと思いました。
これで太陽を撮ってみますが、
見事に飛んで、形も崩れてしまいます。
なるほど、NDフィルターが要る訳だ。。

でも、結果的にはよ?

0521-solar-eclipse-DSC06603
( α900 SAL70300G 300mmF27 1/8000sec )

同じ露出で飛ばさずに入りました。
「金環してるから」ではありません。
この一番重要な状態の時に、
雲が現れてフィルター代わりになったのです。
でなんとか、フィルターレスでも、抑えられたのでした。
・・正に、日の丸写真です。

露出テストの段階で、
最小露出付近による結果は、こんな感じ。

0521-solar-eclipse-DSC06562
(α900 SAL70300G 300mmF22 1/4000)

この辺りで1段違っても、何も変らないです。
部分日食とはいえ、太陽の眩しさは半端でないと認識。
そこでレンズの前に何か被せる事を考え、
洗濯干ししてあった、ユニクロのシルキードライを使ってみました。
すると、見事にND効果があり、
ファインダーでハッキリと輪郭が見えます。

これでいいか!
と撮ってみるが、

0521-solar-eclipse-DSC06584
(α900 SAL70300G 300mmF22 1/8000)
像が滲んでしまって、これでは何だかわからん。

ユニクロは却下して、今度は太陽の位置を考えてみます。
フレーミングは、先ず雲にピントを合わせながら、
太陽を見ないように、画面の端から入れていきます。
すると、

0521-solar-eclipse-DSC06587
(α900 SAL70300G 300mmF22 1/8000)7時33分38秒
お、ちょっと希望が見えてきたか・・
この要領かと思って、何枚かやってみますが、

0521-solar-eclipse-DSC06591
(α900 SAL70300G 300mmF22 1/8000)7時36分00秒
いいゼエ・・・

そして迎えたピークタイムが、

0521-solar-eclipse-DSC06602
(α900 SAL70300G 300mmF27 1/8000)7時38分51秒
大事を取って、最小露出にしています。
これ、雲が充分出ていれば、太陽が真中でもOK。
それが冒頭の日の丸写真です。
つまりは、この時に「雲フィルター」が効き始めていたんですね。

出来るだけ、「明るさ」をキープしたいと、
露出とフレーミングをいじってみるんですが・・

0521-solar-eclipse-DSC06607
(α900 SAL70300G 300mmF22 1/6000)7時39分23秒
この辺が限界ですね、最小から1段+位でしょうか?

で、雲フィルターが溶けてくると、
同じ事をやっても、

0521-solar-eclipse-DSC06611
(α900 SAL70300G 300mmF22 1/8000)7時40分48秒
これ、金環してるんですよ。。
結果的に、私の装備で「金環状態」を飛ばさずに撮れたのは、
雲のかかっていた、7時38分34秒〜7時39分23秒の間でした。

その後、部分日食になってから、試したのですが、
トイレットペーパーでも輪郭は撮れるようでした。

0521-solar-eclipse-DSC06659
(α900 SAL70300G 300mmF11 1/4000)8時14分48秒
ユニクロの下着よりマシです。
・・それこそ、2倍テレコンと普通のNDで何とかなるんじゃないか?
ソニーの2倍テレコン(SAL20TC)は実売5万円近いですし、
一部の高級レンズでしか使えませんが。。

日食になるともっと暗くなるのかと思っていましたが、
そうでもないですよね。
金環と闘ってるときは、周り見てる余裕なかったけど、
大体はこんな感じ。

maycat-DSC06574
(α900 SAL70300G 130mmF5.6 1/250)

各所で日食観測の仕方、撮影の方法などが説明されていますが、
一番大事だと思った事は、
日食を見た経験のないものにとって、
「今が日食です」と言われなければ、全くわからないという事です。

先ず肉眼でどう見えるのか?
・・ほとんど識別不可能。

だから日食グラスが必要なんだよ!

そういう組み立てで教えて欲しかったなぁ。。

半分光を奪われたくらいでは、太陽の眩しさは変りません。
YouTubeでTBSのライブ中継があるのを思い出し、
現在の状態を知る事が出来た訳ですが、
こういうものだと知っていれば、下敷きくらい用意していたでしょう。
(国立天文台は何やってたんだ?)


ここで日食に関するメモ:
・今回は日本の28都府県で金環日食が見られたが、
この規模で観測できたのは、932年ぶり。
・本州での金環日食は139年ぶり。次は2312年。
・次に本州で「皆既日食」が見られるのは、2035年。
・次に日本で「部分日食」が見られるのは、2019年1月6日。
・来月6.6に、「金星の太陽面通過」が起きる。
午前中にほぼに本全域で見られるが、次は105年後。
(金星自体、太陽に比べると点のような大きさなので、日食のようなドラマチックは期待出来ないかもしれません。レンズも1000ミリクラスでないと)

6月6日って、AKBの総選挙じゃないですか・・ま、それはいいとして、
まさに宇宙スケールの話しな訳ですが、
これはあくまで日本で見られるものであって、
世界規模では、
今年の11月に、オーストラリアからチリで、皆既日食。
来年の5月に、オーストラリアからニューギニアで金環日食。
来年の11月に、アメリカ東海岸からアフリカにかけて、両方。

その後も1年に1、2回は、
世界のどこかで、日食が見れるスケジュールになってるようです。
(Wikiより)

本来、新月の度に(つまり月に一度は必ず)、
月は太陽と地球の間にポジショニングされます。
が、月の軌道には角度がついているため、
普段は、月は太陽の前に割り込みません。
が、この軌道の傾斜も動いていますので、
「太陽ー月ー地球」のラインが一直線上になった時だけ、
日食が見られる。という理屈なんですね。
(国立天文台より)

日食をネタに、世界を渡り歩く。
というのも贅沢なライフスタイルですね。

前回の「皆既日食」は、記憶に新しいですが、
あの時も奄美大島のほうだけで、しかも曇りだったとか。
その後、酒井法子が捕まったとき、
家族でツアーに行ってた事が、クラブでのイケイケ画像と共に、
よく報道されてました。

それにしても、932年前の日本人は、金環日食って知ってたんでしょうか?
139年前だって怪しいですよね?
ひょっとして、日本の関東地方で金環日食見たのって、
私達が歴史上初って事ですか?