最近、巷を賑わせているこのネタですが、
キヤノンはカメラだけを作ってる訳ではないので、
映像系といえども、私と縁のない分野がいくらであります。

ましてハリウッドという世界の脚光を浴びる舞台設定で、
デジカメがどうのこうので騒ぐレベルではないだろう・・
と、気にもしてませんでしたが、
逆に技術的な小難しい内容であっても、ハリウッド的ではありません。

そこへ、この噂でピンと来ました。

http://www.canonrumors.com/2011/09/a-new-entry-level-full-frame-camera-cr1/

私はデジカメの事しか知らないので、
敢えてそこに絞って考えるしかないのですが、

これが、フルサイズのKISSの事であれば、それは歴史的だ。

この噂自体SR1で、話半分以下の信憑性という事ですが、
灯台もと暗しという事もあります。。

そもそもKISSは、フィルム時代には、コンパクトカメラユーザを
本格的な一眼レフに巻き込み、
デジカメと言えば、コンデジだった一般市場に、フィルムユーザを、
本格的な高画質を得られるモデルとしてデジイチに巻き込み、

カメラ界で、常に歴史的な役割を果たしている訳です。
同じ流れとして、フルサイズへのシフトがあってもおかしくはないです。

別にフルサイズがそれ程画質面で圧倒的という訳ではないと思うのですが、
一眼ユーザにとって、特にレンズの使い回しの点から、
フルサイズの方が、「換算何mm」とかいうクッションからも開放されて、
スッキリするんですよね。
望遠でAPSCが有利と言っても、トリミングすればいい事ですし、
逆に広角は、APSCクロップされたものを広げる事出来ません。。

現状を見れば、CN2強の場合、7D、D300とそれぞれ、APSCフラッグシップ
と言える機種を抱えているので、それとぶつかるエントリフルサイズは、
難しいと思うのが自然です。
だから、ソニーがその仕事に一番いい場所に居ると思ってたのですが、
あろう事か、APSCの中級機を出してしまい、2強と同じ状況を抱えてしまいました。

ここでキヤノンにエントリフルサイズの覇権を取られたら、
デジイチでの勝負は、見えたも同じです。
どう考えたって、超リアルなEVFや連写性能12コマ秒や24MPの高画素より、
同じ位の値段で買える、フルサイズの方が説得力ありますよね?

という事で、出来ればキヤノンにそんなものは出して欲しくないのですが、
可能性は否定できないと思います。

キヤノンが、現時点でAPSC一眼の近未来をミラーレスに淘汰されるもの・・
と見切り、フルサイズへ置き換えようと考えても不思議ではありません。

キヤノンのレンズ体型を見ても、看板であるL玉は全てフルサイズで、
APSCというのは橋渡し的存在のような印象を受けますし、
キヤノン自体、来年にはミラーレスを出すようなアナウンスをしていますが、
APSCをここに落とす策であれば、自社の一眼との棲み分けが必要になります。

まぁこう書いてる自分が、「まさか・・」と思ってはいるのですが、
そんな事になったら、脅威というか、
ソニーは、一眼レフから撤退しかねないと思うので、
ただの妄想・暴走で終わりますように・・という意味合いで、取り上げました。

因みに、エントリ=KISSというのは、日本だけで、
海外では、単なるEOSの3桁として販売されてるので、
3桁のフルサイズ?いまいちピンと来ない感じなんですよね。

つまり、KISSという存在のフルサイズだから、歴史的なんであって、
その解釈は、日本だけかと・・