9月に入って、また一眼レフを使い出してします。
7月以降、真夏モードで、NEX+Rレンズ、たまにキットズームを使い、
先月のGR3投入で、コンデジ・・と、ずっと液晶を睨みながらの写真生活でしたが、
久々に一眼を使うと、やっぱり、これが一番ラクというか、ホッとすると言うか、
直感的、自然体で撮れますね。

DSC01065
(α700 SIGMA 70mmF2.8 MACRO f2.8 ISO250 )

液晶っていうのは、露出具合を含め色んな情報があるため、
まるで答えを見ながら問題を解いてるような感じ・・結局時間はかかる。
一眼のOVFだと、撮ってみなければ、露出適正かどうかは、わからないし、
制約も多いですが、その分集中し、リズムにも乗り易い・・感じでしょうか。

NEX、GR3、R1で液晶ばかり見てるから、そう思うのかもしれません。
私は本来、ファインダーを覗くよりも、客観的に構えるWLFスタイルの方が好きで、
それでデジタルに入ったようなものなのですが、
やはり自然体は、アイレベルという事でしょうか。
・・現代人は、暇さえあれば携帯でメール打ったり、ゲームしたり、仕事ではPC、
現実よりも液晶を見てる時の方が多い位ですね。

が、今回、OVF礼賛のためにこれを書いてる訳ではありません(笑)。
カメラの使い勝手に一番大きく影響するのは、何だかんだ言ってフォーカシング・・
だと思います。今の時代ですから、AFという前提で取りあげてますが。
MFでさっと撮れるのが一番ですが、中々そういうカメラは少ないです。

特にNEXのAF、久々のコンデジ・・結局AFで一番苦慮する訳です。

ほとんどのカメラには、AFのモードが2つ以上あると思いますが、
私が重要視してるのは、フレキシブルスポットAFです。
DSC01068
(α700 SIGMA 70mmF2.8 MACRO f2.8 ISO200 )

一番使われる事の多いマルチAFは、特に猫を狙う場合、難が多いです。
後ろに合ったり、尻尾に合ったり、それを顔に合わすためにフレーミングずらしたり、
その間に猫動いちゃったりして・・ストレスフルなんですね。

中央部に固定する、スポットAFなどは、日の丸写真以外は、AFロックしてフレーム移動。。
「ロック アンド フレーミング」
という使い方になりますが、これは、実際乱暴な使い方で、いいとは思いません。
カメラの角度を全く変えず、水平に動かせるならともかく、
現実的には、カメラを傾ける事になってると思います。
ここでコサイン誤差が出て、ピントがズレる原因になる訳ですね。
何よりフレーム移動という操作がタイムラグになりますし、
動いている相手には、使えません。

ただ、誤差と言うだけあって、
距離や絞り次第で、ピントがそこまでシビアでなければ、事実上弊害がないという事です。
だから、メーカーの取り説にも撮影方法として、これが書かれている。

ちなみに、同じ撮影倍率であれば、広角ほど誤差は大きくなります。
望遠でも、ピントの薄い近距離&開放では、影響は出る・・という事です。

結局、「ロック アンド フレーミング」ってのが、面倒なのと、
この操作だとフレーミング自体が、乱暴になるので、私は好きではありません。
(実際は、一番使ってた方法ですけどね。)

よって、フレーミング優先に考えるなら、MFか、
AFスポットを自由に動かせる・・フレキシブルスポットAFでしょうという事です。

ちょっと気の効いたカメラなら、この機能は搭載されていますが、
このオペレーションは様々です。・・そこが問題なんです。

先ずは、どうやってこのスポットを動かすか?
なんですが、そこで重要なのが、ジョイスティックになる訳です。
(マルチコントロールレバーとか、カメラによって呼称は様々で、
因みにαでは、マルチセレクターです。)

ほとんどのコンデジやNEXは、AFスポットをカーソルで動かすのですが、
これだと遅くてたまらない上に、
大抵は、メニューのひとつ下にこの機能が隠れており、毎回呼び出すため、
とてもじゃないが、速写性はありません。
マクロやブツ撮り専用の特殊機能という位置づけでしょう。

LX3には、ジョイスティックがありながら、この機能にはアサインされておらず、
やはり普通のコンデジと、ここは変りません。

つまり此れ等のカメラでスポットを使う位なら、マルチでいいや!
あるいは、「ロック アンド フレーミング」でいいや!!
いや、日の丸写真で充分だ!!!
って事になってしまう訳です。

一方、DSC-R1やほとんどの一眼レフは、このオペレーションがよくわかっており、
ジョイスティックを右親指で操作する仕様のため、動作が早いです。

一番優秀なのは(私が使った中で)、DSC-R1で、
AFをフレキシブルスポットにしておけば、
常にジョイスティックがAF移動になり、
いつでも画面の何処へでも、自由にスポットを動かせます。
というか、R1のお陰でこの機能を積極的に見るようになったんですね。

一眼レフのαも基本は同じなのですが、
AF移動できるエリアが限られてる・・という点が、R1に一歩譲る所です。
「コントラストAF」と「位相差」の仕組みの違い上、
しかたないのですが。

その分AF自体の速度、精度は違うのでしょうけど、
スポットは9点固定です。
で、その9点でフォロー出来ないとなれば、DMFでMFするしかない訳ですね。
所謂、フルタイムマニュアルの事です。

理屈はまぁそうなんですが・・APSCのα700の場合、エリア的には、
この9点で、黄金分割の真ん中の四隅までは抑えてますから、
実際の使用では、余程、特定の場所のピントに拘らなければ、
この9点で間に合うと言えば間に合います。

こいつらの測距点で、歩いて来る猫くらいなら、追従もOKです。

DSC01069
(α700 SIGMA 70mmF2.8 MACRO f2.8 ISO250 )
ほら、

DSC01071
(α700 SIGMA 70mmF2.8 MACRO f2.8 ISO320 )
ほら

問題は、フルサイズの900で、AFエリア自体はα700と変らない・・
つまり、画面のほぼ中央付近でしか、AFは合わない・・これはスポットでもマルチでも同じです。

いつの時代のAFだ?

α900が、D700とEOS 5D2に大きく負けた最大の弱点はここじゃないでしょうか?
LVが無いとか、動画がないとか、実用上大した事ではないです。
900のAFの弱点とは、そのスピード精度の事ではなく、AFエリア自体の問題なのです。
その分、900には、MFに最適なOVFがある訳ですが、
まぁほとんどのフルサイズ層の答えは、そういう事なんですね。

だから、そこだけ改善すれば充分なのであって、変なミラー付けて連写数だけ誇ったり、
EVFで全て液晶づくめにする必要ないんだよね・・って、その話はおいといて。


結局、AF自体の性能を抜きに考えれば、
あらゆるオペレーションにおいて、
DSC-R1が、一番撮影を理解してるカメラのように思いますね。

ピントの「精度」は、カメラが判断した方が良いケースが、ほとんどだと思いますが、

どこにピントを合わすのか?は、あくまで撮影者が決めるものです。

そんな事を、無理矢理、電脳で解析するより、
手動ですべき操作を、どれだけスムースにもたらしてくれるか・・
これが、高価なカメラに一番期待したい事ですね。。

そして、このジョイスティックに代わる優れた機能が、
タッチパネルです。
既に、サイバーショットのT系や、パナのM4/3系には搭載されてますが、
タッチでフォーカスポイントを指定する・・
これは、おばちゃんや初心者向けの機能ではなくて、
フレキシブルスポットの素晴らしい実現方法なんですよね。

GFのように、タッチでレリーズまでってのは、どうなんでしょう?
タイムラグ次第だと思いますが、まずタッチ指定して直ぐ撮りたいとも限らない。
マウスのようにダブルクリックでレリーズってのがベストでしょうか?

ただ、タッチは左手を使いますから、大きなレンズを付けている場合は、
タッチ後に、ホールドし直さなければなくなります。
これは、レリーズタイムラグどころではありません。
結局、片手でホールド出来るレンズ専用の機能になっちゃいますか・・

NEX-5Nでも、このタッチパネルが採用されました。
これで、NEXのAFレンズも、とりあえずは使い易くなったと言えますが、
やっぱり親指で操作可能なジョイスティック付けてくれるのが、ベストですね。。

本格カメラ装備を誇るNEX-7も、私的には一番肝心なこの部分が、変っていません。
故に、質感の高級感と、EVF装備以外は、NEX-3と大して変らないじゃないか・・
というのが、私的な印象です。