このシリーズで、最初に試した28ミリですが、
考えて見れば、遠景でばかり撮っていました。

一眼レフのピント合わせで、一番判り難いのは、
実は、大口径の開放とかではなく、広角レンズです。

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合う合わないは別にしても、大抵の標準〜中望遠以上のレンズでは、
ファインダーでのピントの認識は、そんなに判り難くありません。

広角では、被写界深度の深さを利用した撮り方が多く、
ジャスピンを直接的に気にする事が少ないと思うのですが、
まともに合わせようとすると、ピントの山が、何処か判り辛いです。
元々深度が深いという事は、メリハリがないという事でもありますね。

一眼レフでは、測距精度が焦点距離の長さに左右されます。
解り易い例えが、これをレンジファインダーの距離系(基線長)に置き換えた場合で、
一眼レフでは、レンジファインダーで言う所の「有効基線長」が、
レンズ焦点距離の2乗に比例するそうです。
要は、長い焦点距離程、精度が高く、広角程、悪いという事です。
実際、広角でのピント精度は、レンジファインダーの方が有利である事は、
フィルム時代によく言われていましたね。

という事で、28ミリ近距離でのピーキング精度はどうなのか?
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(NEX-3 ELMARIT-R 28mmF.8 F4)
花まで1メートル位でしょうか。
28ミリでも、1メートル以内であれば、ほぼピント合わせを必要とすると思います。
特に、NEXでは、フィルムのようにパンフォーカスが効かず、
距離目盛りでの目測撮影は無理・・という結果が出ていますから。



DSC03012
(NEX-3 ELMARIT-R 28mmF.8 F2.8)
ここでは、手前の赤やピンクの花にピントを合わせ、
実際は、そこから玄関口までピーク表示されていました。
が、結果は後ピンになっていますね。



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(F2.8)
1.5メートル位です。
眼にはピントが来ているのでOKですが、サッシはもうアウトフォーカスになってます。
こんなにピント薄かったでしょうか?
ピーク表示では、猫もサッシも全体のエッジが赤になっています。



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(F2.8)
50センチ位です。
広角っぽさが、出ていますね。猫の頭はもサッシも歪みが出ています。
42ミリの描写ではなく、あくまで28ミリをトリミングした感じ。



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(F2.8)
1メートル位。
窓枠なんかは、完全に広角の歪みが出ていますね。
それにしても、ピントの薄さだけは、40ミリ級という感じがします。



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(F2.8)
寄ってますが、40センチ位でしょうか。
広角っぽいデフォルメかかった写りで、はっきりと歪みもありますね。
ただ、描写としては、これ位の時のが一番明瞭で、ピントも合います。
近い方が、当然そうなのでしょうね。



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(F2.8)
意味不明なポーズですが・・、70センチ位でしょうか。
このようにやや暗めの方が、ピントの歩留まりはいいようです。

全体的には、今回と同じカットでピンボケも半分位はありました。
まぁ広角近距離の精度は、それ程よくないという事でしょうか。
特に、ピーキング表示は、広角らしい深い深度で表示されるので、
その中のどこがピークなのかを見極めねばなりません。

そんなの無理だって!

やっぱり実際のピントより、ピーキング基準の方が、甘い気がしますね。
それでもAFよりは、ずっとストレスのない撮影が出来ます。