さて、135ミリ一本勝負などと強気になっても、
実際の撮影に出かけると、別の画角をサポートする、サブカメラが欲しくなってきます。
メインが135ミリならば、やはり広角〜標準のズームか単焦点があると便利。

但し、一眼レフ2台のアウトフィットというのは考えてませんし、
レンズ交換しながら・・なんてのも、あり得ません。
そういう時に欲しくなるのは、大抵、今着いてない方の画角だったりしますから、
一度外へ出たら、私はレンズ交換は考えません。

因みに、X2などの軽量な一眼レフについては、
軽量で広角〜標準の良い専用レンズが見当たりません。
評判の良いEFs18-55IS、私は不服でしたし、
A16になると、コンパクトではなくなります。

コンパクトカメラというのも、900のサブとしては画質面でギャップが大きいです。

そんな時、ソニーから、ミラーレスのNEXがデビューしました。
APSC素子に、ボディはほぼコンパクトカメラと同じです。
店頭で何度も触ってますが、私は特に、MFアシストと高速連写に惹かれました。

正に理想のシステムな訳ですが、当面はNEXを買う予定はありません。
というのも、
・900+135ZA購入という大手術の後で、資金的に辛い。
・レンズのラインナップをもう少し様子見したい。
・ライカRのアダプタが出るのを待ちたい。

ざっとこんな理由です。

ソニーの開発者によれば、NEXは一眼のエントリー層を狙ったシステムです。
レンズ面で、自分の気に入るような展開があるかどうかは、今は疑問です。
ここはちょっと見ておきたいんですね。

例えば、プラナー30/1.4とか、ビオゴン24/2.8とか、秀逸なバリオゾナーとか、
が出れば、飛びつくと思いますが、
今のパンケーキとキットズームだけでは、考えてしまいますね。

また、18mmのフランジバック故にほとんどのレンズのアダプタ基地と成り得ますが、
どうせなら、ライカRを付けたいです。
NEX導入のために、EOS処分もあり得ますから・・

マイクロフォーサーズ系は、NEXと比べると重々しく、ズーム付けたら大して軽快ではありません。
アダプタで画角が倍になってしまうというのも、イマイチですね。

シグマのDP1、DP2は、レスポンスや使い勝手で、猫向きではないなと却下。

APSCクラスで、、コンパクトな広角〜標準の良いレンズ・・
当たり前の事が、考えてみると難しいですが、今、手が出せるもので、ひとつだけありました。
それは・・・・



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これだ!

ソニーが作った最もインパクトのあるデジカメであろう、DSC-R1です。
24-120mmmまでの画角をカバーします。
もちろん中古、
とっても今更感のあるカメラであり、この手の、高級コンデジについては、
以前にパワーショット Pro1をEOSと併用していて、かなり使用にストレスを覚えていましたから、
主にレスポンスへの懸念はありました。

が、専用設計のツァイスレンズは評判が良く、ベースカメラとして悪くないですし、
今では、3万円前後で買えてしまうので、試してみる価値はあると思いました。

結果は、このカメラばかり使うようになります(笑)。


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2004年前半に、2/3型CCDを載せた800万画素機が、パワーショット PRO1を始め、
各社から発表されました。

今では、1/1.8型か1/2.5型の2種類で、前者の方が大型=高級機という図式になってますが、
2/3型は、1/1.8型より更に大きく、当時は各社のフラッグシップがしのぎを削っていた訳です。

ソニーは、一足先にF828を出していましたが、CCD製造メーカーとしての威信でしょうか・・
その高級機競争にソニーが、2005年後半に出した答え?は、
他社より大きめだったF828のサイズをコンパクトにした、F新機種ではなく、
F828とほぼ同じサイズで、APSC並のセンサーを載せた、DSC-R1だったのです。
このバブリーなカメラで、高級デジの威信は、ソニーのぶっち切りになりますが、
同時に、一眼レフのエントリーモデルが価格的にかなりこなれ始めて来た時代で、
各社とも、このクラスでの競争というか、このクラス自体に終止符を打っていたのです。

結局ソニーも、翌年には、α100で一眼レフ市場に参入していく事になります。

完全武装で登場したものの、そこには誰も居なくなっており、
ライバル不在のまま、寂しく最後に輝いたのが、DSC-R1だった訳です。
*********

Pro1については、画質は文句ありませんでしたが、
AFが酷過ぎるのと、キヤノンのDPPでRAWが扱えない事、などが主な不満でした。

その点R1は、意外に今でも充分使えるレスポンス・・
というか、Pro1の遅さとは全然違います。
AF精度に問題と思う程の点はないですし、
ソニーのRAWソフト、IDCは、αでもR1でも大丈夫です。

何より画質が最高で、ほとんどのケースに置いて、EOS 40Dより良好な画質を出してくれます。
ソニーの方が、緻密で厚みのある描写に感じます。

基本的に不満はないのですが、今の水準で見た難点を上げるとすれば、

液晶の大きさは充分ですが、この頃のものは未だ粗く、MFアシストは、意味をなしません。
バッファが小さいためか、連写後に書き込みタイムラグがあり、即次の撮影には入れません。
高感度は特別強くありません。
・・厳しい事言わなければ、ISO800迄は使えると思います。
ISO1600は、かなり厳しい・・シャープ感が落ちる
ISO3200は、悲惨です。
因みにPro1は、ISO400でも厳しかった気がします。

要は、通常の撮影では何も困らない常用カメラ、一番便利なのは、画質の良さです。
今の所、広角〜標準域では、最高のデバイスですね。

問題の大きさですが・・

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EOS X2+50/1.8と比べるとこんな感じです。
正直、軽量コンパクトとは言えません。

なんだ、一眼レフよりデカイじゃん!
て、話ですが・・実際、R1の方が重いですが・・サブカメラとして不満のない役割を考えたら、
実用性は、中望遠付きのEOSより、R1の方が遥かに高いです。

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また、前から見ると、EOSの方が背は高いので、意外にR1の収まりはいいのです。

たしかにこの風体で、APSCを積んで、ミラーレスで専用レンズなら、画質は良くて当たり前。
と言いたくなりますが、そういう当たり前のカメラがこれしかないのも、現実。。

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A16付きのEOS40Dと比べて、初めて同等くらい。
ここまで来ると、流石にR1の方が軽いです。描写もR1の方が上(・・と私は思う)

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背丈を見ても、EOSの方が確実に嵩張る事がわかります。
いずれにせよ、α900持った後では、どちらもコンデジみたいなものです。
これより、軽く・・というと、もうNEXしかない訳です。


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( DSC-R1,F5.6,ISO160)

描写については、私にとって特に重要なのは、
この写真の猫の質感も良いですが、そっちではなく、ベランダの床の部分です。
この影の部分と木漏れ日の部分のコントラストが超リアルなんですね。
こういう所が、キヤノンでは・・違うなと思う部分です。

以前に使った、DSC-L1の描写でも感じた事ですが、
ソニーツァイスは、肉眼で感じたコントラストにとても忠実な描写をするようです。
その意味で、サイバーショットの安いレンズ?と言えども、しっかりツァイスの写りをしてると、
私は思います。

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( DSC-R1,F2.8,ISO200)

日没の雰囲気、水面の質感も良好です。

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( DSC-R1,F3.5,ISO400)

これも綺麗!

結局、今はこのR1が、通常使用のメインになっています(笑)。
たしかに、一度これを使うと、現在のレベルの液晶やCMOSを組み込んだ、DSC-R2が出れば・・
単焦点プラナー30/1.4搭載で、よりコンパクト・・なんて思ってしまいますが、
その位置づけが、マニアにとってのNEXなんでしょうね。

本当に、実質R2と思えるようなレンズを出して欲しいものです。