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α900に、縦グリップを付けています。
まるでニコンの高級機みたいな風貌になってしまいました。。
1万円+で、この縦グリが付くセットだったので、購入しておきました。
ソニーのレンズは、青いツァイスロゴが付いていますが・・まるで、ライカM6の赤マークみたいで、
節度ある日本人の多くは、こういうの嫌がりそうですね。

私はむしろ歓迎派です・・最近、江ノ島でも鎌倉でも、猫撮りカメラマンが多く、
(大抵は、EOS+赤帯24-105辺りで)
長く張り付いてたり、膝上モードになってたりして、撮り難いのですが、
そういう所に、これ振り回して行くと、

「TPOをわかってないバカがまたやって来た・・野良猫相手に何を振りかざしてんだ
・・気分悪いから退散・・」

と、ポジション譲ってもらえたりしないでしょうか。


EOS 40Dに始まったデジタル生活(このフレーズが多いな)も、
第二段階に入ったというのでしょうか。
まぁ機材が追加されただけで、技術が進んだ訳ではないんですが・・

デジタル導入にあたって、一番やりたかったのは、
フィルムの静的な写真に対して、動的なものを撮ること。
そのために、連写やレスポンスを重視しています。

また、既存資産・・ライカRのレンズ資産を生かせる事
・・新しいレンズを揃える余裕がなかったからですが・・
これを両立できるのは、キヤノンのみでした。

先ずは「撮れる事」が重要で、写真を観るほとんどの人にはどうでもいい、
「画質」というのは、追いかけない事にしていました。
新しく揃えたのは、安価なキットレンズや、タムロンのズームで、
別にこれらの画質が悪いという事でもないし、
デジタルを楽しむに、充分なクオリティがあると思います。

そもそも APSCって、ズーム機だと思います。
専用設計された単焦点って未だに、シグマのDC30/1.4くらいしか知らないですし、
キヤノンのEFsにしてもズームばかり(マクロの単焦点だけは何故か何処にもあるが)・・
やはりどうたら言わずにズームで楽しむのが、APSCの正しい使い方という事でしょう。

ここへ、純粋に写真を楽しむ大きな要素のひとつである、レンズオタクの血が重なってきた。
という事でしょうか・・デジタルって既にそのレベルになっていますしね。
それを、アダプタ経由で、1.6倍狭い画角っていう、イレギュラーな方法ではなくて、
専用設計のレンズで、AFや手ブレ補正など、本筋の使い方に乗っかってみたいと。

まぁ、Rレンズの呪縛から一旦解放という訳です。
MFも勿論、重要ですから、そこは、α900・・5D2よりは期待できると思っています。

ただ、ズミルクス80に関しては、α900で是非使ってみたいですね。
唯一の方法は、マウント改造になりますが、これをやろうかどうか、そのうち真剣に考えます。
そういう業者もありますし・・
東独ツァイスや、ヤシコンのレンズ位なら自分でやっちゃうと思いますけど、
ライカのレンズは精度が緻密っていうのでしょうか、開けて元に戻すの難しいです、私の技量ではね
・・2本程苦い経験していますが。。

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A900+135ZAを振り回した後だと、40D+R80が凄くライトウェイトに感じますね(笑)。


ソニーのシステムについては、当面はこのレンズ1本勝負です。
それって、シズテム?って話ですが、
考えてみれば、ひとつのマウントについて、広角から望遠まで一通り揃えなければ、撮れない。
という事ではないですから、先ずはひとつのレンズで考えればいいと思うんです。
最初に画角でシステム体系を見渡すのではなく、
純粋に描写で一本ずつ・・だからこそ高級レンズでないと飽きます(笑)。

そう視ると、今のソニーのラインアップにも、別に不満はありません。
むしろ、35G,85ZA,70-300G、新作の24ZAなど、いずれは欲しいが、
おいそれと買えないレンズが溢れているではないですか・・

まぁ、ツァイスの単焦点が、もう少し出て来ると嬉しいですが。。
ヤシコン時代に、さも現実的でないように言われてたニッパチズームがあるんですから、
10万位で、50/1.2とか出ないのかな・・
また、コシナの豊富なツァイス群、ZMをアダプタ経由・・という方法もありますが、
今の所考えてはいません。

レンズ1本が135ミリというのは、中途半端で不便な印象かと思いますが、
猫撮りにおいては、標準レンズと言ってもいい、使い易い画角です。
今迄、使用頻度一番のズミルクス80も、APSC上では128ミリの画角として使ってる訳です・・
(まぁこれは、80ミリをトリミングしてる感覚で、より望遠になってるのとは違いますが。)

135ミリ・・猫相手なら、部屋の中でも充分振り回せます。
要は、どんな画角でも、それだけ使ってれば馴れるし、広がるでしょう。
望遠=開放のアップ&背景ボケ・・のみでは、淋し過ぎますね。
まぁ何ミリでもいいと思うんですね・・描写が気に入るのであれば。

当初は、プラナー85と、どちらが先か?迷いましたが、
スペックの派手さと、最短距離で、こちらに決まりです。人物ならプラナーでも良いでしょうね。
最短72センチは凄いですよ。

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ここまで(実際はもう少し)寄れますので、セミマクロ並みです。
これ以上は寄っても、自分の中では意味ないですね。
やはり1本目は、なるべくオールマイティに使えるものがいいですし、
一応実用性を考えた選択をしてる訳です(笑)。


さて、カメラからは少し離れますが、豊かなデジタル生活を支える母体は、何と言ってもPCです。
ここがプアーだと、高解像も、高画質もほとんど堪能できないどころか、ストレスにしかなりません。
未だ現役の私のMAC、G3 B&W(ヨセミテ)はその点、プアレストと言っていいでしょう。

可能なスペックアップはしており、
メモリ=1GB、CPU=G4 1GHz、グラフィック=RADEON9200ですが、
2460万画素の前には、全く意味をなしません。
長編で6000ピクセル越える、とんでもない大きさですし、
このG3では、初期表示で1分以上かかります。
OSは10.4なので、通常の使用には問題ないのですが、フルサイズのRAW現像はやはりキツイですね。
大体、同じアップルのApertureが、G5以上でないと対応してないのですから・・

そもそもSILKYPIX等、RAWソフトは、このG3ではどれもキツイのですが、
キヤノンのDPPは、とても軽く出来ていて、ほとんどストレスがありません。
これで、今まで何とかやってこれた訳です。

PC環境の改善が必須です。。
それまでは、 JPEGの最小サイズ・・と言っても長編3000ピクセル超ですが・・で撮っていきます。
RAWは、相応のPC環境になってからですね。


驚愕の画質2

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これも、瞳のトーンが繊細に出てると思いますが、ISO1600でこれは驚愕でした。
猫は、目と毛のトーンの綱引きだと思ってますが、どちらもいい感じです。
蛍光灯から少し離れた、暗めの位置です。



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こちらは蛍光灯のほぼ真下ですが、このような下らない条件下でも、上下のトーンが安定してる
・・という印象ですね。

何よりこのタイミングを、この写りで撮れる!という事が素晴らしいです。
ぶちが転がってたので、おっ?と思って、びゅっ!と撮ったという、一瞬のショットです。
MFの135では、こうは行きませんですねぇ。。