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これは、いいレンズですね♪
キヤノンの描写が好きになれそうです。
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そろそろEFの単焦点を使ってみようと、とりあえずL系は無視して大口径で評判のいい所を探してみた。
85/1.8と100/2がセットで高い評価を受けているようであったので、普段一番使っているズミルクス80に近い85のほうをと思ったが、元ヤシコンユーザとしては、どうも85より100の方が高性能で真面目という印象が強く、今回は100を購入してみた。
ヤシコンでは実際100のほうが高価なレンズなので性能が高くて当たり前だが、EFの両者はほとんど同価格に近く、性格も性能も似たレベルのようである。
このレンズは使って一発で非常に好みの写りをすると判った。それが冒頭の写真で、猫の厚みを出すには充分な解像感と階調があり、ボケも良い。特に被写体のボケていく感じがライカっぽい?というか、ボケていく中の猫の毛の質感に柔らかみと上品さが溢れている・・この辺はズミルクス80的な綺麗さに通ずるものを自分では感じる。
ズミルクスは開放とF2とF2.8が全部違うが、このレンズは対称的にF2.8あたりまでほぼ同じ雰囲気で安定し、これはこれで気持ちよく使える性格である。

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開放は深度が深めのためもあってか全然安定している(笑)。その意味での面白さは結局無いのだが、大口径の基本は充分抑えた高性能レンズと言え、値段を考えればこれは評判通りの凄いCPのレンズだと思う。というより5万以下のレンズでここまで写るなら、やはりライカやツァイスは相当高価なレンズだと思う。

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どアップはこの辺まで来れて充分だが、実際は90センチ距離をおくため、寄ってるという感じはない。

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黒猫ちゃんの質感、発色もこの通り、トーンと解像がしっかりしている故だと思う。

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距離を開けた場合でも、充分解像感はあるので、望遠=背景ボケのポートレートのみに陥らずスナップ的な使い方も面白い。

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重いズミルクス80を持ち出すのが億劫なとき、EF100は実に使えるレンズである。
発色等はあっさりめでエモーショナルな情景向けでは無いが、フラットな光であったり普通に暗い室内であったり地味な条件でハっとするような質感を見せる気がする。
たぶんLレンズというのはこれにもっとコクのようなものが乗り、更にヌケが良い感じになるのではないだろうか・・
このレンズの描写を見て真面目に作ったキヤノンは猫に充分使えるとわかった。次回・・かどうかは判らないがEF135/2Lの購入はほぼ決めている(自爆)