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所有4本のRレンズ中、最も高性能で、一番使わないのがこのアポエルマリート180だ。
今となっては一番長い付き合いのレンズでもある。
理由は勿論「重い」からであり、且つ画角的に撮り方がポートレート的なものに決まりきって幅がないからだ。
今回も面倒だったが、一応写しておこうかと30ヶ月振りくらいに取り出してみた。。
APS-C換算で288ミリなので、サンニッパ相当となる訳だが、前にも書いたように距離感はあくまで元のままなので、300を使ってる感覚はない。そもそも300で手持ちなど出来ない。

以来、40Dにほぼ付けっぱなし状態で、その面白さにハマっている。
それはこのレンズの性能の高さと、この画角自体の面白さを再発見したためだと思う。
描写はいかにもデジタル時代に向けたもので、他のレンズと比べてもフィルムからの乗り換えで全く違和感がない。
というか、フィルムでもこんな感じでずっと写っていた。E60のズミルクス50を残しておけば良かったとつくづく思う。

上の電柱は30メートル位離れているが、開放でこの写り。色収差のないアポならでわかどうかわからないが、背景の空からもしっかり浮き出していながら何かを誇張するのではなく、平然と写っている感じがいい。とにかく性能は高いレンズである。
先ず開放が滅茶苦茶使えるレンズなので、特に目的が無い限り開放以外は使わない。逆に絞ると歯車ボケが露骨で、ツァイスAEレンズのようだ。
ズミルクス80に比べると、自分がAFになったかのようにピントが掴めるレンズでその意味ではストレスフリーなのだが、ズミルクス80に比べると、絞りを変えて描写の違いを楽しめる事もない。絞った所でそれ程深度が変わる訳でもない。
ズミルクス80は、絞っても円形に近いボケが出る。。
一番の問題はブレで、普通に立ってホールドした場合、私は絶対ブレを抑えられません。とにかく少しでもシャッター速度を上げる意味もあって、開放常用となる。今回の画像も全て開放です。

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基本はボケを意識した近接描写になるが、距離2メートル程の↑位が一番安定している感じだ。
35ミリ判では最短でこの辺迄(画角的に)ですが・・

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2メートルを切ると更にボケが際立つ。猫の描写も即物的にならず、トーンも豊富。
キヤノンのLレンズは使った事ないのだが、この辺りの表現はどうなんですかね。。

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最短だとここまで。やはりズミルクスより深度が深いように見える。というかズミルクスは収差で荒れてるだけだろう。それが美しいから良いというだけだ。
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近接のピントの良さとボケを生かしまくってこんなのばかり撮ってるのも楽しいのだが・・
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3〜4メートル位からだと全身が入る。構成が地味な分、この辺からボケの扱いが難しくなって来る所だと思う。
意外に面白かったのが、↓位距離を開けたときの緊張感だ。この感じって望遠ならでは?
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背景よりも、被写体までの前距離に何かが詰まってる感じがする。光がフラットな中で如何に被写体を浮き上がらせられるかもレンズの力量だと思い、この点Rのレンズはパフォーマンスが高い。
上で5メートル、下で10メートル位だが、この辺りが一番ピントが難しい。特に下のはピントが外れてるがまぁいいや。。
15メートルまで行くと自分の眼ではほぼ外します。もちろんこれは被写体が小さいからで・・以前から望遠は中距離が難しく、満足にピントがあった事がほとんどない。(なら絞れば?という気も)
更に意外に決まるのが、↓のように動きを抑えるときだ。

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ズミルクスではF8以上に絞ってやっとなのが、開放でこれが出来る。勿論ヒット率は高くはないけど。望遠で開いてると独特の効果があり、何だかんだで動物の自然な姿は望遠で慎ましく追うのが正しいのかと思ったりする。

望遠域というと、被写体がどれだけ大きく入るかとボケの違い以外、画角による違いは大してないのでズームで充分と思ってたが、距離感によって表現の幅が結構あるなぁと今回実感した。望遠で追っかけでも標準レンズと同じような面白さがあるのではないだろうか。ならば単焦点のほうが絶対面白いと思う。限定されたフィルムのコマを使ってると「このレンズはこう撮っておかなきゃ」が優先されて中々余計な事に気がつかない。
とにかく「何メートルでどういう感じ」というのをこれまでのレンズの中で一番意識してる気がする。
標準ズームならともかく、望遠ズームではそんな事しない・・私は全く考えませんでした。
距離によって表現意図が変わる・・って何か写真の入門編みたいになってきた。粋がって標準ばかり使わないで、暫く望遠で練習してみようかな。

40Dを買って半年経ち、1万カットは既に越えた。段々必要機材的な方向性は見えてきた。
という事で5月は、得意の機材見直しをしていたのだった。さぁ今度は何を買ったのでしょうか・・