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EOS 40Dを購入し、一月以上が経ちました。
軽装備で散策に出かける時以外、現在使ってるのは40Dだけです。
主たる使い方も概ね定まってきた訳ですが、アダプタでRレンズを使うほうが断然多いです。
EFS 55-250が悪い訳ではなく、やはり単焦点のほうがトーンもボケも上なのでそっちに拠ってるというだけです。
結局動いてる猫はAIサーボでも追いつかないようですし、AFに関しては決定的なアドバンテージとは感じません。

但しアダプタ経由で他社レンズを使う場合の問題として、
・シャッター優先が使えません。。絞りを制御出来ないので当然です。もちろん動作はしますが露出は滅茶苦茶になります。
・40Dの場合、レンズや絞りで露出が結構不安定になります。そういうものだと思ってある程度癖を知っておく必要があります。
ヤシコンのような単純なカメラと違って、プログラムが余計なロジックを走らせてしまうのではないでしょうか。。

で、今回は一番楽しみにしていたエルマリート28ミリについて書きます。
28ミリはAPS-Cに換算すると45ミリ相当=標準レンズになります。
60ミリ以上のレンズは、より望遠に拠って使い難くなる一方、エルマリート28の描写が標準レンズとして使える!
というのは何か本来のRには無い世界のようにも感じられ、期待をそそります。たぶんズミクロンともズミルクスとも違うでしょう。

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で、実際はというと、どうも標準レンズというのとは違う感じで、あくまで「広角の真ん中をトリミングした」印象です。
どの作例を見ても「28ミリで撮った」って感じではありませんか?(苦笑)
自分の意識がそうなのか、レンズ自体がそういう作り(レトロフォーカス)だからその影響は免れないのか。。
奥行きとかよりも被写体の歪み方とかに顕著にそれを感じます。たしかにズミクロンともズミルクスとも違います(笑)

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また、このレンズについてはEOSで無限が出ず、距離計と実際のピントにかなりズレがあります。
つまり広角の通常の使い方=絞って目測で使う。が出来ません・・これは自分のアダプタ固有の問題かもしれません。
更に、エルマリート28自体ピント検出は決して良くないレンズであり、それがそのまま引き継がれるため、ピント合わせが困難極まりない標準レンズ(しかも標準ぽくなし)となります。
たしかに画質はエルマリート28の良さを引き継いでおり、ボケもいい感じです。このボケと色味が出るRの標準て無いのでは?
敢えて言うとマクロ60かな?って持ってるし(笑)。

以上、とにかく使い辛い。目下標準で使えるのはこのレンズだけであるにも関わらず、あまり使用頻度は高くありません。
シグマの30/1.4のように最初から標準レンズとして設計されたものでないと、この辺は辛いのではないでしょうか。
EF28/1.8を使う人も多いようですが、やっぱり広角っぽい感じになってないですかね?