〜猫の鼻〜 suzukineko photo blog

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【Panasonic】GM1Kレンズキットが3万半ば(価格COM)というのはRX100より安い!

MC Rokkor 58mm F1.4 CP最強の大口径レンズ

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これまでミノルタのマクロレンズを絶賛し続けて参りましたが、今もし旅行に1本!と言われれば、たぶん50mmマクロよりこちらを選ぶと思います。理由は、おもしろいからです。
50マクロが気に入り、何かミノルタで明るいレンズをと物色しながら、とりあえず一番買いやすいものを選びましたが、本格的な大口径の楽しさを安価で味わえる素晴らしいレンズです。
APSCで使うとほぼ85mm相当となる点も、使いやすさのポイントですね。

今回はまず私がこのレンズの魅力だと思った要因を幾つかピックアップしてみたいと思います。

・猫や花に合う、開放付近のやわらかな質感

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昔の国産レンズはコントラストより解像度指向だったそうで、その意味ではオールドレンズらしい写りですね。アダプタに電子接点はなく、レンズのEXIFは残りませんので、撮影データはご覧の通りです。いちいち絞りなども覚えてませんが、家では開放かF2しか使いません。これはF2です。


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どちらも開放です。点光源の出方やフォーカスの滲みで判りますが、ふんわりとしかもしっかり猫を描けるレンズですね・・
開放ははっきり言ってソフトフォーカスで、NEXのピント拡大をもってしても滲みで芯がわかりづらく、F2でかなり改善されます。また、描写を比べれば当然50mmマクロの方が上ですが、この辺りのふんわり感も猫写には無くてはならないものと個人的には思います。


・ボケと発色の素直さ(白の発色が綺麗)

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上はF2、花は開放ですね。私が80年代のライカレンズをとてもいいと感じていた点が、白の綺麗さだったのですが、このレンズも白の出方に濁りがなく綺麗で、その柔らかい質感ともうまく合っていると思います。開放では点光源に必ず縁どりができますが、一段絞れば収まります。縁どり全然結構だとは思いますが。


・開放のドリーミーな点光源ボケ(収差)

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このレンズの醍醐味になりますね。こう言う縁どりがハッキリ出るのは軸上色収差の影響でしたっけ?実際、色収差はあるようで、状況によってパープルフリンジも派手に出ますが、主要被写体を侵すような出方はしないのでよろしいのではないでしょうか?何より50mmの開放に多いグルグルボケが出ません。これはかなり積極的に開放を使えるポイントになりますね。
また、これだけ離れてもボケで楽しめるというのはマクロレンズでは不可能な芸当です。


・光を使えばそれなりに応える透明感

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旧いレンズですから、強い光、強いコントラストの場面ではフレアが出ます。フード必須になりますが、逆光などを適度に使ってメリハリをもたせたものはそれなりに再現してくれますし、そういう場面であれば現代レンズに負けない透明感も演出できるように思います。
F4かF2.8位だと思いますが、望遠レンズのような落ち着いたボケですね。


・アウトフォーカス部の美しさ。

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ここはかなりポイント高いのですが、フォーカスから微妙に外れていく部分のボケ方が秀逸です。グルグルボケをするレンズでこういうの撮ると結構悲惨になりますが、実にうまく収まっていないでしょうか?

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ただのピンぼけですが、これだけでも絵になるような美しい滲み(笑)。これもグルグルがあると煩いだけになります。ただ手前の緑は二線ボケ気味ですし、色収差も目立つ気がしますね。ここは価格を考えて目を瞑るしかありません。


・日常的に使えるコンパクトサイズ

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NEX3に装着でこの位の大きさ。私的には通勤で携行できる限界の大きさです。たぶん一般的な50mmF1.8クラスの大きさだと思います。50マクロも単体ではコンパクトですがNEXにはアダプタ経由になるため、これより更に長くなります。
左にあるのは、折りたたみ式のラバーフード。めんどくさいですが、オールドレンズには無くてはならないものですね。


最後にこのレンズの良く使う絞りでの比較です。
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開放の特徴が最もわかりやすく出るのは点光源ですが、こんなわずかな例でも縁どりが筋の様に出るのが判ります。また背景は見事に溶けますが、100mmマクロのような絵の具っぽい感じにならないのは素敵だと思います。


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F2にすると花のシャープさも一段違ってきますし、点光源ボケにも縁どりが出ません。また背景全体、モヤっとしたボケから落ち着きが出るので、全体的な立体感もアップ。特に理由がなければ、通常はF2で撮っておけば間違いない。という事になります。実は最短でこの程度までしか寄れないのですが、このボケがあれば、表現上それ程不便とも思えません。

また、絞ればカリカリかと言うと、それ程でもなく普通の写りだと思うので、やはり開放付近を積極的に楽しむレンズではないでしょうか?

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更にF4まで絞ると被写体がかなりハッキリと描かれます。ボケも素直ですが絞りの形も出てきますし、叙情性はスポイルされますので、野外で使う場合、私は、通常F4、勝負のときにF2以上という、大口径としては至って正当的な使い方をしています。その普通の使い方で充分楽しめるレンズです。

このレンズは、ミノルタのマニュアル一眼レフ時代のキットレンズですので、巷に溢れており、ミノルタのF1.4のレンズ中最も安価に購入出来ます。状態にもよりますが、オクで2000〜4000円程度でしょうか。
しかしながら実使用ではキットという安っぽい適当なイメージの写りではなく、本格的な大口径レンズの楽しみを味わえる、大変素敵なレンズだと思います。

58mmという焦点距離は、一眼レフ黎明期の標準レンズで、要は50mmよりも設計、製造にムリのない、つまり性能を出しやすい画角なのではないでしょうか?今回特にボケの素直さを見てそう思いました。50mmとの違いは画角よりむしろそちらに感じるものがあります。
技術の進歩でやがて50mmでも大口径が出てくるようになりますが、その後も高性能を追求したレンズは55mmであったりしますよね。
長い方が大きくボケる訳だし、50mmという画角に拘らなくと良いと思いますが「ライカに合わせる」という事は、当時絶対的な価値観だったのでしょうか?





Minolta AF Macro 100mm F2.8 その2

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前回は私なりにこのレンズのいいと思った所を幾つか取り上げてみました。

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ボケのために敢えて開放を選ぶ必要性を感じない程、絞っても素敵なボケ味。被写界深度の極端に浅い中望遠マクロでは、絞った時にどれだけ綺麗にボケるか?も重要ですね。


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実際、開放を使うのは深度が浅くて手に負えないマクロよりも、通常域の方がずっと多かったです。透明感もなかなかです。


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一般に中望遠マクロ標準マクロより高級品であって、ボケではもちろん中望遠が勝りますが、このレンズに関して私の場合、画角ではなく描写傾向においてあまり使いやすいレンズではありませんでした。デリケートな作画要求をされるレンズだと思います。

階調自体はたぶん50の方が良いというか、出しやすいと思います。こちらは更にパステル調を目指したような所があって、花をファンタジックに表現したりするには最適と思いますが、その描写傾向がボケにヘンな色合いとなって表れたりとか、通常距離でネコを撮ったときなど、妙に平坦だったりとか感じます。要は、被写体を普通にリアルに撮ろうとすると何かズレるのです。


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私がパステルと言いたいのがお分かりと思います。普通のレンズを使うように、ズボラに後ろをボカすという作画で行くと、大抵こんなボケが現れます。
ボケのエッジにくすんだ滲みが出るのは色収差の影響なんでしょうか?結像部では軸上色収差などを見た記憶はほぼありませんが、何れにしても気になるこの滲み、特に明るい背景ではよく登場しますし、50マクロでも出ますね。


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更に距離が空くと完全にパステル、もっと言えば絵の具です。ボケそのものは悪くないですが、色調見てると、私にはクセがあると感じます。


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撮影距離が近く、シンプルな背景だと、持ち味が逆に生きてくるように思います。図鑑写真や複写を撮るレンズではないですね。私は当初その辺を理解してないで使っていたので、何だこりゃ?と思うケースが多々ありました。


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ネコ写については、きちんと撮れば、それなりに中望遠らしい柔らかな質感を醸し出せますが、それ程階調が豊かでもないので、普通にバシャバシャ撮ってる範囲では、平坦なイメージ量産という印象です。


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コントラストが高い訳でもなく、地味ながらいい質感ではないでしょうか?F2.8の開放ならこれ位は写るのが普通かもしれませんが、硬さが全くないのは素敵ですね。


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上記3点で白の雰囲気など、大体どんな傾向かお判りではないかと思います。良く言えば、上品でやさしいですが、地味と言えば地味ですね。


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通常は大抵こんな感じで、平坦に写ってしまう事が多いようです。比較などはしてませんが、レンズによってはこんな状況でも充分立体感が出せるものもあります。


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ズームでこの写りなら嬉しいけれど、単焦点ならもう少し何か欲しい・・それなりには写ってるけどやっぱりどこか薄いんですねぇ。RAWを弄っていても、このレンズの場合調整出来る幅がかなり狭く感じます。


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やさしい、軟らかい、普通、おとなし過ぎ…色んな言い方があるでしょうが、パステルだと思えば筋は通りますかね。。
ただ、猫を撮るための立体感としては、今までの中望遠とギャップが大きく、これをZAで撮っておけばなぁと思う事良くありました。

100ミリマクロに関してはフィルム時代にライカのAMEや、ヤシコンのMP100を暫くはメインレンズにしてた位、マクロではなく普通の撮影、ネコ撮りの常用レンズとして使っていました。
簡単に言うと、どう撮ろうが満足出来るような万能レンズ群です。そういうレンズとは違いますが、否定してるのではなく、性格を理解してそれを活かす様に使うタイプのレンズだと思います。

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もちろんマクロレンズですから、マクロが良く写ることが第一義です。その意味では十分素敵なレンズだと思いますよ。だから尚の事、あの値段で万能に使える50マクロが凄いと思ってしまうのですが、上手く性格が分かれていますよね。マクロ目的であれば私は、50より断然100の方が面白いと思います。

Minolta AF Macro 100mm F2.8 その1

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くどい程ミノルタ50マクロが続いておりますが、ここらで前回もチラっと登場の同じミノルタ、100ミリマクロを取り上げてみたいと思います。

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ソニー、ミノルタ系では50より人気も評判も高いレンズのようで、マクロというジャンルを超えて必ず勧められるレンズの一本です。50はスペック的に地味という事もあるのでしょうか、褒める人もいますが100程声を聞きません。

私が先に買ったのは100の方です。事情でかなりの機材整理が必要になった時、シグマの70マクロ、ライカ60マクロを手放したのですが、暫くしてインスタグラムの影響でやはりマクロが欲しくなり、今度はタムロン(90mm)と考えていました。こちらも名レンズとして歴史が長いですね。
結局、価格面とMF時の操作性から、ミノルタ100に向いたのですが、オクで2万円台とこれもまた実に相場低めとなっており大変CPが高いです。その後事情で手放したため、今は手元にありません。

描写ですが基本的には50とよく似た抑えめの発色で、更なるボケ世界を演出できるのが醍醐味になります。

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中望遠マクロはやはり虫で強みを発揮しますね。私はインスタグラムに影響されるまで虫など撮ろうと思った事すらありませんが、このレンズでは結構撮りました。少し離れた所からでもハッキリ写せますし、ボケもそれなりに出ます。

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50の投稿と同様、トリミングチェックです。
バラの花の中に虫が居たのを撮ったこれがオリジナルサイズ。

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で、虫が等倍になるまでトリミングしますが細部まで充分な写り。ボディが900なので、50のサンプル(NEX3)より有利な点もありますが、これを持ってマクロだ!と言い張る事も充分可能ではないでしょうか、実際このインチキマクロでインスタグラムの花系hubのfeatureを頂いています。

ただ改めて驚くのは描写動向ではなく、F4.5でありながらこの被写界深度の浅さです。結構離れていますがピントが来ているのは顔と手前の蕊だけです。

というように、100ミリマクロともなるとマクロ域の被写界深度は非常に浅く、この私でも一脚を使用していました。それが最低限の装備になります。F8位には当たり前に絞るので低SS対策でもありますが、手持ちの時って実は前後にも凄くブレるんですよね。ファインダーでは合ってた筈がピンぼけの一番の原因はそれではないのでしょうか?

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バラの大きさからして結構離れてるのがお判りと思いますが、その距離でF4でも、ファンタジックなボケを得られる。
これ、50では開放でも無理じゃないでしょうか(笑)。

以上、ざっと見てお解りと思いますが、実際、標準と中望遠では撮れるマクロも自然と異なってきますので、マクロ=中望遠と流れるのは当然とも思います。
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Minolta AF Macro 50mm F2.8 ネコ写 その2

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大型連休、GW気分ももう終わり!今年のピークが終わったようなものですね(笑)。

さて、暫くマクロ、ネイチャーものばかり取り上げて来ましたので、ここでもう一度ネコ写を見てみたいと思います。
これまでの画像はボディが全てNEX3でしたが、これはこのレンズの当初の購入目的、携行性などの理由によります。が、標準レンズとして意識するようになり、フルサイズ(A900、A7ii)でも使っていますので、今回はそちら中心です。

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ネコ写で使えて初めて万能レンズと言える(笑)訳ですが、猫くらいの撮影距離なら近景ですのでマクロレンズの本来の性能がそのまま得られるものと思っていいかもしれません。
ただ、ライカのエルマリート60に関しては、以前にも書いていますが、1メートル辺りを境にかなり質の差を感じ、やはりマクロだなと決めつけていました。私の主観に過ぎないかもしれないので断言はしません。

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それに比べるとこちらはとてもシャープなだけでなく質感が良く出ますし、普通に猫を撮るならこれで撮っておけば間違いない!と思うくらいですね。
シグマの70ミリマクロも解像感がありましたが、ネコ感で見るとやはりミノルタの方が良く出ているかなと思います。
私が騒いでいるのはこの辺のトータルバランスでライカよりシグマより使えるとの主観によります。部分的に見ればマクロ時の質感、全体的なボケではライカに敵わないと思います。

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基本的にカッチリ写るレンズだと思いますが、光の質にもよります。

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一方、寄ると決して硬い感じはしません。やや即物的な印象さえ受けますが、この辺のバランスは実によく出来てますね。と言うか、比べれば明らかにマクロ域の描写が優れています。

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高感度はダメと言われてるα900ですが、室内灯下、つまり普通にペットを撮る状況であれば、ISO3200でも悪くないと思います。ノイズリダクションとか特にしていません。・・日中の暗い室内等ではダメですけどね。

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柔らかい光ではやはりそんな感じに・・光の質が良く反映されるのではないでしょうか。ただ、ここではボケが煩く感じますね。

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これなんかは実に端正に猫の背中を描いてますね!
以上、ゴージャスではないですがしっかりとした猫写力です。

ネコに関しては一度にネタを出し切れませんので、また次回以降載せていくつもりです。
ところでこちらは同じミノルタの100マクロです。
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性格の違いがマクロ域よりハッキリ出ているように感じます。シャープでカッチリが基本の50マクロに対し、100の方は中望遠らしくより柔らかさを体現した感じになります。

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100の方が高級感があるとも、平坦で大人しいとも取れますが、ZAレンズに比べるとかなり地味な印象がありました。

この2本だけでも充分使い分けがききますが、仮に50マクロを標準猫レンズとして位置付けた場合、普通に撮るだけでなく、表現の幅って事を考えると、大口径、200-300ミリクラスの望遠、広角、超広角と全て欲しくはなってくるんですね。猫だけでも下から上まで一式は必要になる訳です。また、これだけあればカメラも2台は必要になる。

万能レンズが一本あればそれで終わりって話にはなりません。それが写真の面白い所でもありますね。

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